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難聴とは?症状・原因・種類・治療法をわかりやすく解説【セルフチェック付き】

難聴
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次のようなことはありませんか?

  • テレビの音量が家族より大きい声
  • 会話で聞き返すことが増えた
  • 騒がしい場所だと会話が聞き取れない
  • 電話の声が聞き取りにくい
  • 耳鳴りが気になる

ひとつでも当てはまる場合、難聴がはじまっている可能性があります!

実は難聴とは音が聞き取りづらい状態をいい、少しでも音が聞き取りづらかったらそれはもう難聴です。

特に日本人は難聴だと気付きにくく、もしかしたらあなたも気づかないうちに難聴になっているかもしれません。

これを読めばあなたも難聴についてよくわかるようになります。

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難聴とは?

難聴とはそれ自体が病気ではなく、症状の1つです。
耳が聞こえづらい状態を難聴といい、聞こえづらさによって軽度、中度、高度、重度、ろうと別れています。

  • 軽度 25dB〜45dB
  • 中度 46dB〜70dB
  • 高度 71dB〜95dB
  • 重度 96dB〜115dB
  • ろう 聴覚障害が非常に重く、音による情報取得が難しい状態

障害者手帳がもらえるのは高度難聴からとなり、軽度、中度の難聴は聞こえづらいにも関わらず特になにもありません。

難聴による障がい者手帳の基準については”難聴による障がい者認定はハードルが高い? 障害者手帳をもらう基準について“で説明しているので参考にしてください。

難聴のセルフチェック

自分が難聴になってきているかは自分でもある程度チェックすることができます。

セルフチェックの方法について、詳しく見ていきましょう。

身近なものでチェックする

モスキート音という言葉を知っていますか?

蚊がとんできた時の”プーン”という音なのですが、あのモスキート音はかなり高い音で難聴になってくると聞こえづらくなります。

同じように身近なもので自分が聞こえにくくなっているかどうかが分かります。

  • 冷蔵庫や電子レンジなどの電子音
  • 鳥の鳴き声
  • 電車内でのアナウンス

などがあります。

単純に音が聞こえにくくなるだけではなく、騒音があると言葉が聞き取りにくくなるという症状も難聴にはあります。

個人的に1番簡単にチェックできるのは体温計ですね。

自分は体温計が鳴ったのに気づかないで家族に教えてもらうみたいなコトが起きたらちょっと怪しいかもしれません。

身近なものでセルフチェックできるものをまとめた記事があるので、聴力検査とかはちょっとめんどくさいなという人はぜひご覧ください。

身近なものでセルフチェックしてみる→

聴力検査アプリ

今は便利なもので、スマホのアプリでも色々な聴力検査アプリが出ています。

聴力検査には健康診断などで行う純音検査とどれくらい言葉が聞き取れているかをチェックする語音弁別検査というのがあります。

どちらもアプリで無料で検査できるので、気になる場合はぜひお試しください。

私が実際に使ってみたアプリたちを紹介した記事があるので、ぜひご覧ください。

無料の聴力検査アプリについて→

難聴の主な症状

難聴はそれ自体が病気ではなく、症状の1つです。

難聴の症状はいくつかあり

  • 音が小さく聞こえる
  • 音は届いているが何と言っているか分からない

といった事が挙げられます。

単純に音が聞こえなくなるだけではなく、言葉として理解できなくなる場合もあります。

難聴の種類

難聴には症状による種類と原因による呼び方があります。

症状による分類としては

  • 伝音性難聴
  • 感音声難聴
  • 混合性難聴
  • 一側性難聴
  • APD

これらは問題のある耳の部位によって変わります。

原因による分類としては

  • 騒音性難聴
  • 加齢に伴う難聴
  • 突発性難聴
  • 先天性難聴
  • 薬物性難聴

などがあります。

それぞれの難聴については難聴の種類について詳しくまとめた記事があるので、ぜひご覧ください。

難聴の種類について→

伝音性難聴

伝音性難聴は耳の外耳から中耳に問題がある場合になる難聴です。単純に音が小さく聞こえたりするケースが多いです。

伝音性難聴について→

感音性難聴

感音性難聴は耳の内耳に問題がある場合になる難聴です。言葉の聞き取りがうまくいかないケースが多いです。

感音性難聴について→

混合性難聴

伝音性と感音性のハイブリッドです。特に高齢者に多く、音は小さく聞こえるし正しく音は伝わらないしでかなり聞き取りにくいです。

一側性難聴

難聴は両耳だけではなく、片耳だけなってしまうケースもあります。

一側性難聴について→

APD

APD(聴覚情報処理障害)というのもあり、日本ではあまり聴き慣れないと思いますが、海外ではAPDも難聴と同じように扱われることがほとんどです。

これは音が聞こえているけど、言葉として理解できなくなる症状です。

APDについて→

騒音性難聴

騒音性難聴は大きい音を聞くことにより、耳にダメージを受けてしまう難聴です。

最近ではヘッドフォン難聴とかも言われていますが、これも騒音性難聴に入ります。

騒音性難聴について→

加齢に伴う難聴

高齢になると耳が遠くなりますよね。加齢も難聴の原因のひとつで、加齢性難聴とか呼ばれたりもします。

高齢者の難聴について→

突発性難聴

ストレスなど、原因は様々ですが突然難聴になってしまうことがあります。こういう難聴を突発性難聴といいます。

よく歌手の方がなったりしますよね。

突発性難聴について→

先天性難聴

産まれた時から聴き取りづらい状態を先天性難聴といいます。

遺伝子の変異など原因は様々です。

特に子どもが難聴かどうかは気になるところですよね。うちも耳鼻科の先生に難聴は遺伝するのかとか色々確認しました。

先天性難聴について→

薬物性難聴

薬が原因で難聴になってしまうケースがあります。

薬には副作用があり、一部の薬ではそれが原因で難聴になってしまうことがあります。

薬物性難聴について→

難聴の原因

原因による難聴の種類について紹介しました。難聴の原因は様々で一概にこの難聴はこれが原因です!とはいうことができません。

多く見られる原因は次の通りです。

  • 騒音
  • 加齢
  • ストレス
  • 先天的なもの
  • 耳掃除
  • 病気

これら原因について難聴の原因は様々 原因を知って難聴を予防しようという記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。

難聴は治る?

残念ながら現在の医療では難聴を根本的に治すことはできません。

たまに難聴は治せる!みたいな書籍があります。難聴の原因によっては改善する可能性がなくもないですが、ほぼ改善しないと思ってください。もちろん100%嘘ですというつもりはありません。

そのため、基本的には集音器や補聴器、人工内耳を使って聴力を補うというのが今のところのメインの改善方法になります。

今は遺伝子治療の研究も進み、実験に成功して聴力に改善が見られたというケースも出てきています。

先天性難聴で遺伝子が起因した難聴については治療ができる未来がそう遠くない未来にくるかもしれません。

難聴の検査方法

あなたも聴力テストをしたことがあるんじゃないでしょうか。

難聴を見つけるのは主にこの聴力検査からということになります。

聴力検査はいくつか種類があります。

  • 純音検査
  • 語音聴力検査
  • 新生児聴覚スクリーニング
  • OAE
  • ABR
  • ティンパノメトリー

聴力検査について詳しく紹介した記事があるので、ぜひご覧ください。

聴力検査について→

純音検査

大人であれば一度はやったことがあると思うのですが、普段健康診断などで行なっている”ピー”と音がなっている間はボタンを押すという聴力検査が純音検査です。

音は周波数によって高さが違うのですが、このそれぞれの周波数がどのくらいの音量で聞こえるかをチェックする検査です。

語音弁別検査

ほとんどの人は聞き馴染みがないと思いますが、語音弁別検査は言葉の聞き取りを調べる検査です。

たとえば”わ”とか”み”といった音が流れてくるので、なんて音が聞こえたかをチェックする検査です。

語音弁別検査について→

新生児聴覚スクリーニング

新生児聴覚スクリーニングは産まれてから数日の赤ちゃんにする検査です。

赤ちゃんはボタンを押したり文字を書いたりすることは出来ないので、脳の反応をみたりすることで聞こえているかを検査します。

新生児聴覚スクリーニングについて→

OAE

OAEとは耳音響放射と呼ばれる検査方法で、内耳のなかにある外有毛細胞と呼ばれる毛の細胞が音を検知すると電気信号を発生させます。

この電気信号が脳に伝わると私たちは音だ!と認識するのですが、有毛細胞は揺れたときに音が反射します。

この反射した音を検知して、有毛細胞がしっかりと機能してますねというのを調べるのがOAEです。

ABR

ABRは聴性脳幹反応といい、音が聞こえると電気信号が発生して、それが脳に届けられます。

無事信号が脳に届くと、脳は音だ!と反応するのでその脳の反応をチェックして音が聞こえているかを検査するのがABRです。

ティンパノメトリー

ティンパノメトリーは中耳に問題があるのかをチェックするための検査です。

鼓膜に穴が空いているか、液体は溜まっていないかなどの確認を行います。

ティンパノメトリーをすることで伝音性難聴かどうかを判断することができます。

ティンパノメトリーについて詳しく紹介した記事があるので、ぜひご覧ください。

ティンパノメトリーについて

補聴器・人工内耳について

難聴になってしまった場合、聞こえを補助してくれる道具がいくつかあります。

目が見えにくくなったときにメガネやコンタクトを使うのと同じですね。

  • 補聴器
  • 人工内耳
  • 集音器
  • ロジャー
  • スピーカー
  • 文字起こしアプリ

一般的にはこれらを使いますね。
それ以外にも音声を文字に変換してくれるソフトや、聴導犬もいます。

どんなものがあるのかはで難聴でも安心 聞こえやすくする道具やサービスについてという記事で紹介しているので参考にしてください。

補聴器

補聴器具で一番有名なのはやはり補聴器でしょうか。

補聴器はれっきとした医療器具です。
補聴器専門店やメガネ屋などでも補聴器を購入することができます。
補聴器はその人の聞こえ方に合わせた調整をすることで、言葉の聞き取りを改善することができます。
そのかわり、調整がうまくいっていないと不快に感じたりする場合もあります。

個人的には病院の補聴器外来や補聴器専門店でしっかりと調整をしてもらうことをおすすめします。

補聴器について詳しく紹介した記事もぜひご覧ください。

補聴器について→

人工内耳

人工内耳は補聴器では対応できない高度から重度の難聴の人でも聞こえを改善するための医療器具です。
補聴器は聞こえにくい高さの音を大きくしたりするのに対して、人工内耳は人の耳の内耳という部分の機能を代わりに担うという違いがあります。

人工内耳について詳しく紹介した記事もぜひご覧ください。

人工内耳について

集音器

集音器は補聴器や人工内耳と違って、医療器具ではありません。
そのため、安いものは家電量販店やホームセンター、ECサイトからも買うことができます。

基本的には音を大きくするだけだったり、イコライジング機能をもっているものもあり、自分で好きな高さの音を強調したりすることができます。

正直、集音器では聞こえの改善は保証されず、軽度から中度の難聴で、手軽に手に入るので試しに使ってみたい人向けというものです。

集音器について詳しく紹介している記事があるので、ぜひご覧ください。

集音器について→

スピーカー

テレビをみるときに音が大きくなるなど、家族と揉めるということがあります。
その場合、お手元スピーカーや難聴でも聞き取りやすいスピーカーといったものも出ています。

難聴で利用できる制度

難聴になると程度によって障害者手帳をもらうことができます。
この障害者手帳があると、国や自治体から割引などの優遇措置を受けることができる制度があります。

  • 補聴器購入費助成
  • 税金の控除
  • 公共交通機関の割引
  • NHK受信料減免
  • 障害者雇用制度
  • 福祉サービス

自治体によっても内容に差があるので、自分の住んでる自治体で確認してみてください。

子どもの難聴について

子どもの難聴については先天性の難聴の他に、病気や薬の副作用による難聴が考えられます。
とくにおたふく風邪の原因となるムンプスウイルスが原因のムンプス難聴には注意が必要です。

ムンプス難聴について詳しく紹介した記事があるので、ぜひご覧ください。

他にも中耳炎など、耳に関係する病気がありますので注意したいですね。

難聴の遺伝

難聴は親から遺伝するよりも圧倒的に遺伝子の変異によって突発的に難聴になってしまうことが多いです。

例えば親の難聴が陰性の範囲だった場合、両親が2人とも同じ遺伝子に変異が見られないと子供には遺伝しません。

先天的な難聴は誰しもがなり得て、親が難聴だから子供も必ず難聴になるということはないと覚えておいてください。

難聴の遺伝について詳しく紹介している記事があるので、ぜひご覧ください。

難聴の遺伝について→

難聴になったら困ること

実際に難聴になって音が聞き取りづらくなった場合、どのようなことに困るのでしょうか。

難聴になることで日常的に困ることはたくさんあります。

  • 複数人での会話
  • テレビの聞き取り
  • お会計時のコミュニケーション等々

色々なところで困ることが起こります。

実際に難聴になることでどういうことに困るのか、そのイメージがつきやすいようにいろいろな場合の難聴になって困ることを耳が悪くなるとどうなるの? 難聴者が日常で困ることという記事でまとめているので参考にしてください。

難聴者のコミュニケーション

軽度や中度の難聴の場合は基本的に発話も可能なので音声によるコミュニケーションが一般的です。
高度でも補聴器や人工内耳を使うことで、会話でのコミュニケーションが可能な人も多いです。

ですが、重度の難聴やまるっきり聞こえないろうと呼ばれる人は声によるコミュニケーションをとることができません。

それではこういう方とコミュニケーションをとるためにはどうするかというと手話があります。
手話を全く知らないひとからするとジェスチャーのようなものだと思いがちですが、手話はれっきとした言語です。

そのため文法などもあり、手話を覚えるということは英語や中国語、韓国語を覚えるのとイコールです。

もちろん、通常音が聴こえている人が手話を話せることはあまり多くありません。
そのため、手話が使えない場合は筆談といった文字情報でコミュニケーションをとる必要があります。

手話については手話とは 耳が聞こえにくい人の言語であるという記事で紹介しているので、ぜひ手話に興味を持ってもらえたらと思います。

難聴に伴うその他症状

難聴は耳が聞こえにくくなる以外にも症状が出ることがあります。

  • 耳鳴り
  • 聴覚過敏

難聴による耳鳴り

難聴で耳鳴りが併発する場合、難聴がよくなれば耳鳴りもよくなりますが、基本的に難聴は治らないので耳鳴りも良くならないケースがほとんどです。

そういう場合、耳鳴りと長く付き合っていくことになります。
耳鳴り自体をなくすことはむずかしいですが、耳鳴りを軽くすることはできます。

耳鳴りに関して、知識が浅いと不安やストレスが大きくなり、耳鳴りを悪化させるという悪循環を生みます。
あわせて耳鳴りとは 脳が作り出している聞こえないはずの音で耳鳴りについて知識を深めましょう。

音に敏感に反応する聴覚過敏

また、耳鳴り以外にも聴覚過敏という症状があります。
聴覚過敏とはある特定の音、特に高い音に過剰に反応して頭痛などの症状を引き起こすものです。

決して小さい音でも聞き取れるようになるというようなものではありません。

耳鳴り同様にストレスや不安が大きくなります。
音が頭で響いてしまう 聴覚過敏の原因と対処法で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

FAQ

難聴は自然に治りますか?

難聴が自然に治ることはありません。特に突発性難聴の場合、48時間以内に治療を開始することで回復する見込みが高まるので、違和感を感じたらすぐに耳鼻科を受診しましょう。

軽度難聴でも補聴器は必要?

補聴器の有無は難聴の度合いよりも本人の聞き取りづらさや困り具合によります。
海外では軽度難聴のひとでも多くの人が補聴器を使用しています。

日本の場合は補聴器が高く、調整も大変なので敬遠されがちですが、聞こえに不安がある場合は使ったほうがいいのは間違いないです。

子供に難聴は遺伝しますか?

これについては正直遺伝するかもしれないし、しないかもしれません。

難聴を引き起こす遺伝子の多くは常染色体劣性遺伝と呼ばれるものです。
これは親からもらった2つの染色体両方に変異が見られる場合に発現します。

そのため、どちらか一方の親が難聴でも子供には遺伝しないかもしれないし、親が難聴ではなくても子どもが難聴になるかもしれません。

難聴は何科を受診すればいい?

耳に違和感があったら耳鼻科を受診してください。

耳鳴りがあると難聴ですか?

耳鳴り=難聴ではありません。ただ、耳に不調がある可能性は高いので、耳鼻科の受診をおすすめします。

その他聞こえに関する記事

※本記事は難聴当事者としての経験に加え、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会などが公開する情報を参考に作成しています。症状に不安がある場合は耳鼻咽喉科を受診してください。

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