- 補聴器って文字ではたまに目にするけどどんなもの?
- 補聴器にはどんなものがあるの?
普通に生活しているとなかなか目にする機会が少ない補聴器。
補聴器は耳が悪くなった人が使う医療器具です。
目が悪くなったらメガネやコンタクトを使いますよね。
それと同じように耳が悪くなったら補聴器を使います。
ここでは補聴器の基本的な構造と補聴器にはどんなものがあるのかを解説していきたいと思います。
この記事を読めばあなたも補聴器について詳しくなりますよ。
補聴器以外にも難聴でも安心 聞こえやすくする道具やサービスについてという記事で聴力を補助する機器を紹介しています。
ぜひ参考にして下さい。
それでは早速補聴器についてみていきましょう!
補聴器とは
補聴器はマイクで拾った音をイヤホンから、使う人の聴力に合った音に変換して聞かせてくれる医療機器です。
非常によく似たもので集音器というものがありますが、集音器は家電、補聴器は医療機器となっています。
国の法律でしっかりと安全が担保されているという承認を得られたものだけが補聴器と呼ばれます。
軽度難聴から一部高度難聴ぐらいまでの方は補聴器で聞こえの改善が見込めます。
高度難聴や重度難聴になると補聴器だけでは改善が難しく、人工内耳を使うケースもあります。
しっかりと聞こえるようにするためには調整が必要
メガネを作るときには視力検査を行いますよね。
補聴器を使う時にも聴力検査を行い、その人の聴こえがどういう状態なのかをしっかりと把握するひつようがあります。
見え方が人によって違うように、聞こえ方も人によって違うのです。
そのため、しっかりと聞こえるようにするためにはその人にあった調整をする必要があります。
調整をしないとせっかく高い補聴器を買ってもその能力をしっかりと発揮することはできません。
レンズなしのメガネが意味ないのと同じです。
テレビで補聴器を買ってはいけない理由はここにあります。
買ってみたけど使えないがなくなる 通販やテレビ番組で補聴器を買ってはいけない理由で詳しく解説しているので参考にして下さい。
補聴器の種類
補聴器は主に4種類あります。
- 耳掛け式
- 耳穴式
- ポケット式補聴器
- インプラント式
通常あなたが想像する補聴器というのは耳掛け式の補聴器だと思います。
私も補聴器というとこちらをイメージします。
耳掛け式はマイクなどのメインの部分を耳にかけて、そこからチューブを通して音を聞きます。
耳穴式はイヤホンのように耳の穴に入れて使います。
耳の穴にすっぽり入るので、見た目にわかりにくく補聴器を使っているのを隠したいという人が使っているイメージです。
補聴器ってどんなものがあるの? 種類と特徴を知ろうという記事でも紹介しているので参考にしてください。
補聴器の選び方
補聴器には4つの種類があり、メーカーも主要なもので10社ほどあります。
そこでどんな補聴器を選べばいいか悩むと思いますが、選ぶ基準はあなたの聴力と何を重視するかによって変わってきます。
また、難聴って見た目には全然わからない障害なんですよね。
そのため、つい普通に聞こえる人と同じように話してしまいがちです。
なるべく目立たないものが欲しいという人は多いですが、個人的には隠してもいいことはないので、むしろわかりやすくするのも手だと思います。
耳掛け式の補聴器をしていれば、聞こえにくいんだということがすぐにわかるので配慮しやすいです。
耳穴式だと、補聴器をしているとわかりにくいんですよね。
これでもう失敗しない!良い補聴器の選び方という記事で補聴器の選び方について詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
医療機器なので医療費控除が使える
補聴器は集音器と違い医療機器です。
そのため、医師が必要だと認めた場合、補聴器を購入すると医療費控除を受けることができます。
補聴器は非常に高価なものが多く、何の支援もなしに買うとなかなか懐へのダメージがでかいです。
そのため、使える制度は使って、なるべくお得に補聴器を購入できるようにしましょう。
補聴器を買うにあたって使うことができる補助や助成を補聴器を購入するときに使える補助・助成金についてで紹介しています。
ぜひ参考にしてお得に補聴器を購入しましょう!
補聴器をしても聞こえが完璧に戻るわけではない
今まで普通に聞こえてきた人が、補聴器を途中であきらめてしまうことがよくあります。
これは補聴器を使っても今までのように聞こえるわけではないということも大きな理由です。
特に途中であきらめてしまう人は、あまり自分で耳が遠くなっている意識がなく、日常生活に困っていないと思っていることが多いです。
そのため、補聴器を使う場合はまずは耳が遠くなっていると自覚してもらうひつようがあります。
補聴器が必要な人、必要ではない人という記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
残念ながら一度落ちてしまった聴力はほとんど戻ることはありません。
これは補聴器を使っても100%同じに戻ることはないです。
とくに複数人で同時に話すような場面では補聴器を使っても100%理解するのは難しいです。
複数人での会話に関しては将来技術革新が進めば改善される可能性はありますけどね。
補聴器を使っても複数人の会話は大変 補聴器の現状と新技術という記事で最新技術について紹介しています。
補聴器を長く使うために
補聴器は片耳数万円のものから高い物で片耳数十万円もするものがあります。
両耳そろえると100万円近くなるものがあるんですよね。
かなーり高いお買い物で自分の耳になってくれるものなので、なるべく長く大事に使っていきたいものです。
そこで重要になるのがメンテナンスです。
主なメンテンナンスは3つ
- 日常的な掃除
- 乾燥
- パーツ交換
これらをしっかりとすることで、長く快適に補聴器をつかうことができるようになります。
補聴器を長持ちさせるメンテナンス方法まとめという記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
補聴器は国が安全だと認めた補助器具で、軽度から高度難聴ぐらいまでの方に効果があります。
金額はかなりお高めですが、その分しっかりと調整をしてあなたの聴力にあった聞こえ方にしてくれます。
また、医療器具なので自治体によっては補助金を使うことができるようになっています。
ぜひ補聴器を使って、テレビや会話を楽しみましょう!
その他補助器具に関する記事
コメント