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補聴器の選び方完全ガイド|自分に合う補聴器を失敗せず選ぶポイントを解説

補助器具
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補聴器は決して安い買い物ではないため、「どれを選べばいいの?」「高い補聴器ほど聞こえやすいの?」「どこで買えば失敗しない?」と悩む方は少なくありません。

しかし、補聴器は価格やメーカーだけで選ぶものではなく、聴力や生活スタイル、困っている場面に合わせて選ぶことが大切です。

また、購入後のフィッティング(調整)によって聞こえやすさは大きく変わるため、購入して終わりではありません。

この記事では、初めて補聴器を検討している方に向けて、補聴器の選び方や価格帯ごとの違い、メーカーの特徴、購入場所、試聴・フィッティングの流れまで、失敗しないために知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。

補聴器について詳しく紹介した記事があるので、ぜひご覧ください。

補聴器について

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補聴器選びで失敗しないために知っておきたいこと

みんな自分と同じように聞こえていると思ってしまいますが、聞こえ方は人それぞれです。補聴器もその人によって合う、合わないが合って最適な機種が違います。

また高い補聴器=よく聞こえる補聴器というわけでもありません。

また、補聴器は買ったらすぐに聞こえやすくなるわけではありません。
補聴器の音に最初は違和感があり、聞こえてくる音がちょっと気持ち悪いと感じる人もいます。慣れるまでに数週間から数ヶ月かかる人もいて、この違和感から途中で補聴器を使うのを諦めてしまう人もいます。

補聴器は自分の聞こえに合うまでに何回も調整が必要になります。
ある程度調整が済めば、頻繁に調整に行くことはなくなりますが、数ヶ月はかかってしまいます。

私の妻は慣れるまでにだいたい3カ月ほどかかりました。そのぐらい補聴器を違和感なく使えるようになるまでは時間がかかるということを覚えておいてください。

補聴器を選ぶ前に確認したい5つのポイント

自分に合った補聴器を選ぶには、聴力だけでなく、生活スタイルや必要な機能、予算まで総合的に考えることが大切です。まずは選ぶ前に確認したい5つのポイントを紹介します。

難聴の種類・聴力レベル

まず大事なのは自分の聴力や難聴の種類について知ることです。

伝音性難聴なのか感音性難聴なのか、軽度難聴なのか中度難聴、もしくは高度難聴なのか。
自分がどのように聞こえにくくなっていて、さらにどれくらい聞き取りにくくなっているのかを知ることがはじめの一歩です。

まずは耳鼻科を受診しましょう。

補聴器の形状

補聴器には色々種類があって、どの補聴器も良いところと悪いところがあります。

例えば1番オーソドックスな耳かけ型は機能が豊富で価格帯も幅広いですが目立ちます。

タイプおすすめの人メリットデメリット価格帯
耳かけ型軽度から高度難聴機能が多いサイズが大きい5-70万
RIC中度から高度難聴機能が多く、音の減衰が少ない割と高額10-70万
耳あな型軽度から中度難聴小さく目立たないハウリングしやすい10-70万
ポケット型軽度から中度難聴比較的安価ケーブルが邪魔になる3-12万
骨導型外耳から中耳に問題がある人外耳や中耳に問題があっても改善しやすい内耳に問題がある場合、効果がない場合がある15-40万

耳かけ型補聴器について

耳あな型の場合は小型で目立ちませんが、ハウリングしやすいといったデメリットがあります。

耳あな型補聴器について

ポケット型は安いですが、大きくケーブルが邪魔になります。

ポケット型補聴器について

骨導型は感音性難聴には効果が薄く、伝音性難聴で特に効果的です。

骨導型補聴器について

難聴の種類である伝音性難聴や感音性難聴についてはそれぞれ紹介した記事があるので、ぜひご覧ください。

伝音性難聴について

感音性難聴について

人に補聴器を使っていると知られたくない!とかBluetooth接続で音楽も聴きたい!とか色々な希望があると思います。
どんな種類の補聴器があるかを知ることで、自分に合った補聴器を見つけることができる確率があがります。

使用する場面

自分の聴力や症状にもよりますが、どんな時に困っているかによっても最適な機種がかわります。

  • 会話中心
  • 仕事
  • テレビ
  • 音楽
  • 屋外

補聴器を使うことで家族と楽しく会話できるようになりたい。大好きなテレビを見れるようになりたいと、聞こえを改善することでやりたいことがあるはずです。
場合によっては補聴器じゃなく、例えばスピーカーであったり、文字起こしアプリ何かのほうが役に立つなんてこともあるかもしれません。

必要な機能

最近の補聴器には色々な機能がついています。
もちろん多機能になればなるほど価格も上がる傾向になりますが、生活する上で必要な機能があると思います。

  • Bluetooth
  • AI
  • 雑音抑制
  • 指向性マイク
  • 充電式

音楽を聴きたくてスマートフォンと連携するならBluetooth接続ができるものがいいですよね。
電池を変えるのが面倒だからとか、赤ちゃんがいて補聴器の電池が危ないから充電式がいいです。
このように機能によっても選択肢がかわります。

予算

補聴器は消して安くはなく、エントリーモデルで片耳5-10万円、両耳だと10-20万になります。ハイエンドモデルだと高いもので片耳70万、両耳で100万を超えるものもあります。
機能や形状の希望もあると思いますが、予算に収まる中で最適なものを選ぶ必要があります。

補聴器の価格帯ごとの違い

補聴器は価格によって搭載されている機能や聞こえやすさに違いがあります。ここでは、エントリー・ミドル・ハイエンドそれぞれの特徴を解説します。

10〜20万円

エントリータイプと呼ばれる比較的安い部類の補聴器です。
比較的家で使うことが多い人に向いています。

機能としては音声増幅とハウリングや雑音の抑制が多いです。

20〜40万円

ミドルクラスにあたる補聴器です。
1番人気で私の妻も片耳30万ちょっとの補聴器なので、この価格帯の補聴器を使っています。

エントリーモデルよりもできることが多く、雑音をより効果的にキャンセルしてくれたり、話し声にフォーカスしてくれます。
また、Bluetooth接続ができるものも多く、充電式も選べたりします。

仕事や外に出る機会が多い人におすすめです。

40万円以上

ハイエンドクラスの補聴器です。

ミドルクラスよりもさらに機能が豊富で、AIによる雑音の抑制や人混みでも会話を強調してくれるなど、難聴者が1番困るシーンでも力を発揮してくれます。

また、アプリとの連携ができるものも多いです。

主要な補聴器メーカーとそれぞれの特徴

補聴器には世界的に評価の高いメーカーが複数あり、それぞれ音質やAI機能、スマートフォン連携などに特徴があります。有名な補聴器メーカーは北欧に多いのが面白いですね。

ここでは代表的な補聴器メーカーと、それぞれの強みを紹介します。

Phonak(フォナック)

フォナックはスイスに本社を置く補聴器メーカーです。
Bluetooth接続に強く、騒がしい場所での聞き取りにつよいとされています。
スマートフォンとの連携を重視するひとにおすすめです。

ちなみにうちの妻の補聴器もフォナックです。

Oticon(オーティコン)

オーティコンはデンマークに本社を置く補聴器メーカーです。
特徴は自然な音を重視していて疲れにくいという点です。
なるべく自然な音で聴きたいというひとにおすすめです。

Signia(シグニア)

シグニアはドイツのシーメンスの補聴器部門をルーツにもつ補聴器メーカーです。
音声処理に強みをもち、充電式補聴器のモデルも豊富です。
最新機能を使いたい人におすすめです。

Widex(ワイデックス)

ワイデックスはデンマークに本社を置く補聴器メーカーです。
音楽や自然音の再生に強みをもち、音質がいいのが特徴です。
補聴器で音楽も楽しみたい人にもおすすめです。

ReSound(リサウンド)

リサウンドもデンマークに本社を置く補聴器メーカーです。
スマートフォンとの連携が優秀で、アプリの使いやすさが好評です。
スマートフォンを活用したい人におすすめです。

Starkey(スターキー)

スターキーはアメリカに本社を置く補聴器メーカーです。
転倒検知や健康管理などの独自機能が豊富です。
健康管理までしたい人におすすめです。

リオン(リオネット補聴器)

リオンは日本に本社を置く補聴器メーカーです。
日本の生活環境に合わせた音作りをしています。
日本ならではのサポートや修理体制を期待する人におすすめです。

補聴器メーカー比較表

メーカー本社特徴向いてる人
PhonakスイスBluetooth接続が非常に強く、騒がしい場所での聞き取り性能が高い
RICタイプが人気
スマホ連携を重視する人
Oticonデンマーク「BrainHearing」の考え方で自然な音を重視
疲れにくい聞こえ
自然な聞こえを求める人
SigniaドイツAI機能や音声処理が優秀
充電式モデルも豊富
最新機能を使いたい人
Widexデンマーク音楽や自然音の再現性に定評がある
音質重視
音楽を楽しみたい人
ResoundデンマークiPhone・Androidとの連携が優秀
アプリが使いやすい
スマホを活用したい人
StarkeyアメリカAI・転倒検知・健康管理など独自機能が豊富
健康管理もしたい人
リオン日本国内メーカーならではのサポート体制が充実
修理やメンテナンスを受けやすい
日本メーカーの安心感を重視したい人

どのメーカーを選べばよい?

補聴器は自分に合うかどうかは人それぞれなので、どのメーカーがいいかは自分のフィーリングによるところが大きいです。一応私が思うこんな人におすすめというのを紹介したいと思います。

初めてなら自然や聞こえで慣れやすく長時間使っても疲れにくいという観点からオーティコンがおすすめです。
また、サポートが充実しているので、リオンもおすすめです。

音質重視なら音質や音楽再生で評判のいいワイデックスがおすすめです。

スマホ重視ならBluetooth接続に強みを持っているフォナックとアプリの使いやすさがからリサウンドがおすすめです。

音楽重視なら音楽モードが充実しているワイデックスがおすすめです。

コスト重視なら幅広い価格帯や機種を出しているシグニアがおすすめです。

補聴器はどこで買うべき?

補聴器は病院だけでなく、認定補聴器専門店や家電量販店、通販でも購入できます。それぞれの特徴やメリット・デメリットを知り、自分に合った購入先を選びましょう。

購入場所おすすめ度特徴
耳鼻科、補聴器外来★★★★★診察・聴力検査を受けたうえで適切な補聴器を提案してもらえる
病院によっては購入も可能
認定補聴器専門店★★★★★試聴・フィッティング・購入後の調整まで手厚いサポートを受けられる。
家電量販店★★★☆☆気軽に相談しやすいが、店舗によって設備やサポート体制に差がある
通販★★☆☆☆価格が比較的安い場合もあるが、試聴やフィッティングが難しいことがあり、初心者には慎重な検討がおすすめ

補聴器外来のある病院

補聴器外来とは補聴器が必要がどうかを診断して、補聴器の選定や調整をしてくれる専門外来です。

ただ、補聴器外来がある病院すべてで直接補聴器を買えるわけではなく、多くの場合は補聴器専門店を紹介されます。
もちろん直接買える場合もありますが、診察だけを行なっているところもあります。

認定補聴器専門店

認定補聴器専門店は、補聴器の販売や調整に必要な設備・体制を備えていると認められた販売店です。
眼鏡店や補聴器専門店など、店舗の種類に関係なく認定を受けることができます。
ただし、補聴器を扱っているすべての店舗が認定を受けているわけではありません。

はじめて補聴器を買うなら認定補聴器専門店がおすすめです。
私の妻も認定補聴器専門店で買っています。

家電量販店やコストコ

一部家電量販店では補聴器コーナーを用意している店舗があり、そういった店舗では補聴器を買うことができます。
また、コストコでも補聴器の販売を行なっています。

ただ調整ができるスタッフがいるかや買った後の対応は店舗によって違うので、個人的にはおすすめしません。

通販

一部補聴器屋さんが通販でも補聴器を販売しています。
ただ、補聴器で1番大事なのはあなたの聴力に合わせてしっかりと調整をすることです。
なので、通販で買ってもしっかり店舗で調整しますよというところ以外からは買わないことをおすすめします。

初めて補聴器を購入する流れ

補聴器は購入して終わりではありません。耳鼻科の受診から試聴・フィッティング、購入後の調整まで、一般的な流れを紹介します。

耳鼻科受診

まずは耳鼻科で自分の耳の状態を診てもらいます。
とにかく耳に違和感を感じたら、まずは耳鼻科を受診しましょう。

聴力検査

聴力検査をして自分の聞こえの状態を確認します。
どの高さの音がどれくらい聞き取りにくくなっているのか。
言葉がどのように聞こえているのかを検査していきます。

健康診断でやるような”ピー”という音を聞くだけではない、色々な聴力検査があります。

聴力検査について詳しく紹介した記事があるので、ぜひご覧ください。

聴力検査について

試聴・フィッティング

補聴器を試聴してしっくりくるものを選びましょう。試聴は無料で1週間から2週間ほど貸してくれるところが多いです。その間にも音に違和感があったら、調整してもらいましょう。この調整作業をフィッティングといいます。
例えば風の音がうるさいとか、踏切の音が小さいとか、生活するなかで気になった点は試聴期間中にどんどん言ったほうがいいです。

購入

試聴して納得できたら補聴器を購入します。
耳あな型の場合は、耳の型を採ってオーダーメイドで作製するため、完成まで数週間かかることがあります。
また、耳かけ型でも自分の耳型をとってイヤーモールドを作れたりもします。

定期調整

難聴者だけではなく健聴者も同じですが、聴力は毎年検査しましょう。
その結果に応じで聴力が変わっていたり、補聴器を使っていてもちょっと聴きづらいなと感じることがあれば、調整にいきましょう。

こんな人にはこの補聴器がおすすめ

タイプおすすめ
初めて使うRIC
目立たせたくない耳あな型
高度難聴耳かけ型
スマホをよく使うBluetooth対応
高齢者充電式、操作が簡単

補聴器の補助金や助成制度はある?

補聴器は安い物では両耳数万円のものもありますが、あなたの聴力によっては数十万円するような補聴器を購入することになると思います。

そういう時には補助金を活用して、なるべく負担を減らしましょう。
例えばあなたの聴力が70dB以上であれば、障がい者の6級の認定が受けられます。

障がい者手帳を持つことに抵抗がある人は多いと思いますが、割引が受けられたりとどうせなら活用できるものはフルに活用していく方がいいと思います。

それ以外にも自治体によっては補聴器の購入に独自の補助金を出してくれたりします。
もし、補聴器の購入が必要になった場合にはあなたの自治体にそういった補助があるかどうかをチェックしてみてください。

補助金や助成金について詳しく紹介した記事があるので、ぜひご覧ください。

補助金や助成金について

補聴器選びでよくある失敗

補聴器は買ったけど使わないという話をよく聞きます。この原因としてよく挙がるのが

  • 見た目だけで選ぶ
  • 試聴しない
  • 調整を受けない
  • 安さだけで決める
  • 両耳装用を検討しない

補聴器は自分の聞こえの状態に合わせてあげないと聞き取りは改善しません。
調整を受けなかったり、試聴せずに購入すると、自分に合った音ではなく気持ち悪い、不自然と補聴器を使いたくなくなってしまいます。
また、見た目や安さだけで決めると、自分の使いたい機能が使えなかったり、自分が困っている環境で力を発揮してくれなかったりします。

補聴器は決して安いものではないので、しっかりと自分にあったものを見つけましょう。

補聴器では改善しないケース

難聴は何でもかんでも補聴器を使えば聞こえがよくなるわけではありません。

  • 語音明瞭度が低い
  • 難聴が重度
  • 中枢性難聴

このような場合は補聴器を使っても聞こえが改善しない場合もあります。

耳鼻科の先生や補聴器の技師さんとしっかり相談しましょう。

そもそも難聴ってどんなものがあるの?という方は難聴について詳しく紹介した記事があるので、ぜひご覧ください。

難聴について

よくある質問(FAQ)

補聴器は両耳に付けたほうがいい?

両耳難聴の場合は両耳に補聴器をつけることをおすすめします。
片耳だけだと音の方向が分からなかったり、つけてない方から話しかけられても気づかなかったりと不都合があるケースが多いです。

一番おすすめの補聴器は?

おすすめはコレ!とひと言で言えないのが補聴器です。
残念ながらすべての人にハマる補聴器はありません。
人によって合う、合わないがあるので、自分が特に何で困っているのかなどを元に最適な補聴器を選びましょう。

高い補聴器ほど聞こえやすい?

一概に高ければいいとは言えません。
高い補聴器ほど自然な聞こえに近い音質のものが多いですが、それがあなたに聞こえやすいかはわかりません。
予算の兼ね合いもあるので、余裕があれば高い補聴器から試してみてもいいと思います。

通販で買っても大丈夫?

しっかりと店舗で調整をしてくれるのであれば通販であっても大丈夫です。
ただ、調整をしない場合は最悪の場合逆効果になることもあります。
通販で買う場合は必ず調整してもらえることを確認してください。

どれくらい試聴できる?

多くの場合は1-2週間ほど試聴で貸し出しをしてくれます。

まとめ

最後に、補聴器選びで特に大切なポイントをもう一度振り返ります。

  • 自分に合った補聴器は「聴力・生活・予算」の3つで決まる
  • 必ず試聴・フィッティングを受ける
  • 種類だけでなく購入後の調整も重要

選び方については私の経験則と一般的な補聴器の知識を元に記載しています。よりあなたに合った補聴器を選定するには耳鼻科医や補聴器の技師さんとよく話し合うようにしてください。

他にも難聴についての記事を紹介しているので、ぜひご覧ください。

難聴について

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