耳鳴りの症状が特に重い人の場合、心理的な影響が考えられます。
心理療法は医師が診察した際に、ストレスから耳鳴りの症状が重くなっていると判断した場合はカウンセラーと一緒に対処法を考えます。
それでは心理療法ではどのように耳鳴りを治療していくのか、詳しく見ていきましょう。
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心理療法は耳鳴りの緩和が目的
カウンセリングで耳鳴りが治るのか?と疑問に思うでしょう。
残念ながら心理療法では耳鳴りを完全に無くすことはできません。
そもそも難聴に起因した耳鳴りの場合、一部突発性難聴などの場合以外は聴力が戻らないので耳鳴りも完全に治すことはできません。
心理療法は医師やカウンセラーと、耳鳴りについて理解して耳鳴りを小さくする、気にならなくするということを目的とした治療法です。
心理療法の方法
心理療法は医師とカウンセラー双方の立場からアプローチしていきます。
医師は耳鳴りの原因として重篤な病気がないかを診断します。
そしてなぜ耳鳴りが起こっているのかを調べて説明を行います。
カウンセラーは耳鳴りの辛さを受け止めて、ストレスの原因となることを探っていきます。
耳鳴りから鬱状態になることもあるので、色々な検査も行われます。
- SDI(鬱状態の検査)
- CMI(健康調査)
- STAI(状態不安、特性不安検査)
- TEG(エゴグラム)
といった検査があわせて行われます。
心理療法以外にも耳鳴りにはいくつか治療法があります。
耳鳴りの治療法は原因により様々 それぞれの対策方法という記事でいろいろな耳鳴りの治療法を紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
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