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低音障害型感音性難聴とは 低音が聞き取りづらなくなる難聴の種類

難聴
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難聴はほとんどの場合高い音から聞き取りづらくなっていきます。

そんな中でもたまに低い音が聞き取りづらくなってしまう難聴があります。

低音が聞き取りにくくなると耳が詰まっているような感じがしたり、音がこもって聞こえます。
急に音の聞き取りづらさを感じるわけではないので、すぐに生活に支障をきたすわけではありませんが、違和感を感じたらすぐに病院を受診しましょう。

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低音障害型感音性難聴とは

低音が聞き取りづらくなる難聴のことを低音障害型感音性難聴と呼んだり、低音型突発性難聴と呼んだりします。

ほとんどの感音性難聴は高い音から聞き取りづらくなります。
ですが低音障害型感音性難聴はその名前の通り低音が聞き取りづらくなる少し珍しい難聴です。

感音性難聴については”感音性難聴の症状とは 音が歪んで聞き取りづらくなる難聴“で説明しているので参考にしてください。
ちなみに低音とは500Hz以下の周波数が聞き取りにくくなることを指します。

また、突発性難聴と呼ばれるように徐々に聞き取りづらくなるというものではなく、急に症状が出る難聴です。

青壮年の女性に多く、8割ぐらいが20から49歳までになっています。

低音障害型感音性難聴の症状

症状というと低音が聞き取りづらくなるということになります。
じゃぁ低い音が聞き取りづらくなったらどうなるのよということになるわけですが、聞こえに次のような変化が見られます。

  • 耳が詰まったように音がこもって聞こえる
  • 耳鳴り
  • めまい(立ちくらみ)

主な症状は音がこもって聞こえる、耳鳴りの2つです。
たまーに立ちくらみがあるという人もいます。
また、耳鳴りも高い音の耳鳴りではなく、低い音を感じる人が多いようです。

125Hzから500Hzまでの音が聞き取りづらくなりますが、軽度から中度とすごく症状が重くなることはあまりありません。

低音障害型感音性難聴の原因

低音障害型は原因不明でなることが多いです。
というのもメニエール病、蝸牛神経炎、不全型ハント症候群といった原因が考えられるんですけど、厳密にこれを区別するのが難しいんですね。

例えばメニエール病は内リンパ液の量が増加するため起こります。
ですが、なぜ内リンパ液が増加してしまうかはわかっていません。
メニエール病については”メニエール病とは 耳鳴りやめまい、難聴を引き起こす病気“を参考にして下さい。

蝸牛神経炎はウイルス性なのでウイルス感染を防止する必要があります。

また突発性難聴なのでストレスが原因であることも考えられます。

難聴全体に言えることですが、原因は一つではなくいくつか考えられる要因があります。
そのため根本的な原因を突き止めるのは専門医でも簡単ではありません。

低音障害型感音性難聴の治療

通常難聴は治すことができません。
ですが突発性難聴であれば、早い段階で治療を行うことで聴力の回復が見込めます。

低音障害型感音性難聴も同様に聴力の回復が見込めます。
しかも短期間に完全回復することもあります。

基本的には突発性難聴の完全回復を目指す場合、治療は48時間以内と言われています。
ですが、低音障害型感音性難聴は音がこもって聞こえるとか明確に聞き取りづらくなるようか難聴ではありません。
そのため、見過ごしがちです。
こうなると48時間以内に治療するのは難しくなってしまいます。
突発性難聴の治療については”突発性難聴になってしまったら 聴力を戻すためにすること“を参考にしてください。

違和感を感じたら、すぐに病院で診察をしましょう。

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