耳鳴りは耳の不調で起こります。というと耳鳴りなんだから当たり前でしょ!と思うでしょう。
ですが耳の不調といっても原因は一つだけではありません。
耳には様々な部位があって、それぞれ耳鳴りの原因になる可能性があります。
そのため、一口に耳の不調といっても、簡単にどこか悪いというのはとても難しいです。
耳鳴りを引き起こす耳の不調をそれぞれ見ていきましょう。
外耳が原因で起こる耳鳴り
外耳とは耳の穴から鼓膜までのことを言います。
外耳が耳鳴りの原因である場合、主な要因は次の通りです。
- 耳垢
- 異物
- 炎症
基本的には何かが原因で耳が詰まっていたり、耳掃除などで耳を傷つけて炎症を起こしていることが挙げられます。
中耳が原因で起こる耳鳴り
中耳は鼓膜や耳小骨といった、音を電気信号に変換する前の部分になります。
中耳が原因である場合、主な要因は次の通りです。
- 炎症
- 血流障害
- 貯留液
- 腫瘍
- 筋肉痙攣
炎症とはインフルエンザなどのウイルスの影響で鼓膜炎が起こってしまいます。
また中耳炎も耳鳴りを引き起こします・
不摂生などが原因で血流が悪くなると起こることもあります。
貯留液とは、炎症が起きることで耳の細胞から水が染み出してたまってしまうことがあります。この水が貯留液です。
他にも腫瘍や筋肉痙攣などが要因として考えられます。
内耳が原因で起こる耳鳴り
内耳は蝸牛と呼ばれる部分で音を電気信号に変えて脳に届ける聴神経までの部分になります。
内耳が原因である場合、主な要因は次の通りです。
- 炎症
- 血流障害
- 内耳圧増加
- リンパ液
ほとんど要因としては中耳と同じですね。
リンパ液が原因の場合はメニエール病という名前もついていますね。
メニエール病に関してはメニエール病とは 耳鳴りやめまい、難聴を引き起こす病気で紹介しているのであわせて読んでみてください。
このように耳にはいろいろな部分があり、それぞれに耳鳴りの原因となる要素があります。
ただ耳鳴りは耳だけが原因で起こるわけではありません。耳以外にも耳鳴りを引き起こす場合があるので注意が必要です。
耳鳴りの原因は多種多様 医者でもすぐに特定するのは難しいという記事で耳鳴りの原因を紹介しているので、あわせてご覧ください。
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