PR

耳掛け式補聴器とは 機能が充実しているベーシックな補聴器

補助器具
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

あなたも補聴器と言われてイメージするのは、耳に引っ掛けるタイプのものだと思います。

このような補聴器を耳掛け式補聴器と呼び、オーソドックスな補聴器のタイプです。
このような耳掛け式補聴器は、サイズが大きめなだけあっていろいろな機能が盛り込めたりするので困ったらとりあえず耳掛け式を選んでおけば間違いないという機種ですね。

そんな耳掛け式補聴器の特徴を詳しく見ていきましょう。

スポンサーリンク

耳掛け式補聴器の特徴

耳掛け式補聴器は、マイクがついている本体からチューブが伸びていて、その先にイヤモールドと呼ばれる耳栓のようなパーツを耳に入れてイヤモールドから出てくる音を聞きます。
イヤモールドは耳型を取って、自分にあった形にするのが一般的です。
これなら自分の耳にぴったり合った形なので落ちにくかったり、音が漏れにくくなります。

補聴器はチューブの部分を耳にかけて引っ掛けて使います。

耳掛け式補聴器の種類

耳掛け式補聴器の中にもさらに細かく分類分けすることができます。

  • 従来型
  • RIC

それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

従来型の耳掛け式補聴器

名前の通り昔からあるタイプの耳掛け式補聴器です。
補聴器の本体側にスピーカーがあり、マイクで拾った音を本体のスピーカーから出してチューブを通り、耳に届けるタイプです。

このような従来型をRITA(Receiver In The Aid)と呼びます。

RICタイプの補聴器

RICは従来型に比べると当然ながら最近できたタイプの補聴器です。
RICとはReceiver In the Canalの略で、スピーカーが本体ではなくイヤモールドの方についています。

本体とスピーカーはチューブではなく、細いコードでつながっています。
従来型に比べるとコードが細かったり、スピーカーが耳の方にあるので湿気で壊れやすいというデメリットがあります。
ですが、従来型はスピーカーからでた音は細いチューブを通って耳に届くのに対して、RICは耳の中にスピーカーがあるので音の減衰が小さいという利点もありますね。

どちらを選ぶかは好みで、どちらの方が優れているということではないので、この辺りは試してみていい方を使ってみてください。

ちなみに見た目も従来型とRICではほとんど違いはありません。

耳掛け式補聴器を選ぶメリット

では耳掛け式補聴器にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

サイズが大きいのでいろいろな機能を盛り込める

耳掛け式補聴器は耳穴式のように本体を直接耳に入れるのではなく、耳に引っ掛けた本体からチューブが伸びていて、そのチューブの先にあるイヤモールドを耳に入れて音を聞きます。

そのため、本体自体を耳に入るようなサイズまで小型化する必要がありません。
そのため、耳穴式補聴器の場合は必要最小限の機能になることが多いですが、耳掛け式の場合はいろいろな機能を盛り込むことができます。

たとえばスマートフォンとBluetoothで接続して音楽も聴くことができたり、音が前方からの音を聞き取りやすくする指向性を持たせたりできます。

価格帯が幅広い

オーソドックスな形の耳掛け式補聴器は幅広い価格帯でラインナップされています。
もちろん金額によって機能の充実度に差はありますけどね。
また、小型化する必要もないので同じような機能の場合耳穴式よりも安い補聴器が多いです。

ハウリングが少ない

補聴器を嫌う理由の一つにハウリングがあります。
ハウリングは補聴器から出た音を補聴器のマイクが拾ってしまうことで、集音⇒増幅⇒集音⇒増幅⇒・・・と繰り返されるために起こる現象です。

小学校とかで体育館で校長先生の話を聞いているときのハウリングやカラオケでのハウリングも同じように、スピーカーから出た音をマイクが拾ってしまうので起こります。

耳穴式は本体自体が小さく、音が出るところとマイクの距離が近いのでハウリングしやすいです。
その点、耳掛け式は音が出る部分は耳の中に入っていて、マイクは耳の外の本体についています。
そのため、耳掛け式補聴器は耳穴式補聴器に比べるとハウリングしにくいという特徴もあります。

ハウリングすることで補聴器使ってくれなくなりそうだな~というひとは耳掛け式で検討してみるといいと思います。

耳掛け式補聴器を選ぶデメリット

メリットがあれば当然デメリットもあります。
耳掛け式補聴器にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

サイズが大きいため補聴器をしていることが目立つ

耳掛け式補聴器は耳穴式と違って、耳に引っ掛けて使うので補聴器自体が隠れることがありません。
そのため、補聴器を使っていると知られたくないとか、恥ずかしいという人には向いていません。

個人的には補聴器が目立つというのはむしろメリットで、難聴は見た目にはまったくわからない障害です。
見た目にわからないので、例えば話しかけられても気づかないといったことがよくあります。
そうすると、あの人無視した!感じ悪い!というネガティブな印象を持たれたりしかねないわけですね。
その点、補聴器が目立っていればあ、あの人は耳が悪いんだと気づきやすくなります。
そうなると配慮してもらいやすくなるので、個人的にはデメリットには感じませんね。

また最近は補聴器自体をデコレーションしたデコ補聴器もあり、ファッションの一部となっている部分もあります。

まぁただ、補聴器を目立たせたくないという人も数多くいらっしゃるので、とりあえずデメリットとして挙げておきたいと思います。

マスクやメガネとバッティングする

耳掛け式補聴器は耳に引っ掛けて使うタイプなので、同じく耳に引っ掛けて使うものと相性が悪い場合があります。

例えばマスクやメガネなんかがそうですが、まぁ普通につかっているときは問題ないんですよ。

問題が起こるのは外すときですね。
例えばマスクを外すときですが、紐が引っ掛かって補聴器が一緒に落ちてしまうということがあります。

そうなると補聴器をなくしてしまうなんてことも起こりえます。
マスクを取るだけで数万円もする補聴器がなくなるなんてたまったもんじゃないですよね。
しかもそのマスクは手元に残るというね。

マスクに関しては耳ではなくて紐を首にかけられるアイテムがあるので、そういうものを使うことで問題は解決できます。

詳しくは”マスクで補聴器が外れる そんなときは「くびにかけるくん」“の記事で紹介しているので、耳掛け式補聴器を検討しているならあわせてご覧ください。

このように耳掛け式補聴器にもちょっとしたデメリットがあります。

耳掛け式補聴器を使うのに向いている人

それでは耳掛け式補聴器はどんな人に向いているのでしょうか。

  • 中度から高度難聴の人
  • 色々な機能を持った補聴器が欲しい人
  • 余計な機能はいらないけどなるべくシンプルで安い補聴器が欲しい人

これらのタイプの人はぜひ耳掛け式補聴器を検討してみてください。

補聴器はどのように選べばいいかよくわからないという人は”これでもう失敗しない!良い補聴器の選び方“もあわせてご覧くださいね。

他にも補聴器にはいろいろなタイプがあります。
耳掛け式以外の補聴器も気になるという人は”補聴器ってどんなものがあるの? 種類と特徴を知ろう“をご覧ください。

他の種類の補聴器について

コメント

タイトルとURLをコピーしました
//pinterestの保存ボタン