難聴というと両方の耳が聞こえないイメージがあると思います。
ですが片方の耳だけ軟調になってしまうケースもかなり多いです。
現在の障害者手帳の基準では基本は両耳それぞれの聴力が落ちていることが条件となります。
つまり片耳は普通に聞こえて、片耳だけ難聴の人は障害者手帳がもらうことができません。
これは早急に見直してほしいですね。
難聴による障害者手帳の基準と片耳の難聴について見ていきましょう。
現在の難聴による障がい者認定の基準
現在の難聴による障がい者認定の基準は基本的に両耳ともに難聴である必要があります。
片耳の場合、6級以上に認定されることはありません。
条件は次のとおりです。
- 片耳の聴力が90dB以上でもう片方も50dB以上
これは片耳難聴じゃなくて普通に両耳難聴ですからね。
50dBじゃ、普通に両耳ともに補聴器をつけないと生活に困りますよ。
現在の制度では片耳だけ難聴の場合は障害者手帳の申請はできないということになります。
難聴による障害者の基準については”難聴による障がい者認定はハードルが高い? 障害者手帳をもらう基準について“で説明しています。
片耳難聴による不便さ
耳は2つついてるんだから片耳聞こえてたら問題なくない?と思う人もいると思います。
そんな人に問いたい!
じゃぁ手も足も2本あるんだから一本無くても困らなくない?
目も2つついてるんだし、片目要らなくない?
目も手も足も片方だったら困るって感じると思うんですよ。
ただ何故か耳って片方聞こえてたら良くない?って思う人が多いんですよね。
2つある理由があるわけですよ。
片耳聞こえないことによる不便さは次のとおりです。
- 音の方向がわからない
- 聞こえない方から話しかけられてもわからない
片方の耳が聞こえないと音が聞こえる方向がわかりません。
そのため、音が聞こえてもどこから話しかけられてるのかわかりません。
複数の人が話していると誰が話しているのかわかりません。
当然聞こえない耳の方から話しかけられても気付きません。
このように片方耳が聞こえないだけで、世界が一変します。
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