2021年の10月初旬に富士急ハイランドで聴覚障碍者がアトラクションへの乗車を拒否されるということが起こりました。
富士急ハイランド側は聴覚障碍者だけではアトラクションに乗ることはできないとし、理由は乗車基準を満たすことができないからとの説明だったようです。
本来、障がい者差別解消法の観点から言えば、障害がある人も安全にアトラクションを楽しむことができるようにアトラクションに何かしらの対策をするべきです。
以前、レゴランドでも似たような事例が発生していますが、緊急時などに障害がある人にも情報を確保できる措置を十分検討して対策を講じてほしいですね。
レゴランドの件は障がい者差別解消法違反事例 レゴランド聴覚障害者だけでの入園拒否で紹介しています。
乗車拒否が起こった経緯
今回は聴覚障害を持った方が富士急ハイランドのアトラクションに乗ろうとしたところ、乗車を拒否されてしまいました。
しかも一つだけではなく、付き添いの方がいないとすべてのアトラクションに乗れないということでした。
以前はそんなことなかったと伝えても、NGは変わらなかったようです。
富士急ハイランドの安全基準
安全基準を満たすことができないという理由で乗車が拒否されたようですが、富士急ハイランドの安全基準はyahooニュースの記事によると
- 安全な乗車姿勢を保つこと
- 緊急時の避難の際に、自立歩行による非常階段の昇降、狭い通路での自立歩行や長時間の歩行ができること
- 非常時等にアトラクション乗物内での待機ができること
- その他、緊急時に状況を把握し自力で安全に避難ができること、健康面に不安や異常がないこと、落下する恐れのある補装具を外すこと
とのことです。
非常時に情報を保証するのは富士急ハイランド側の責任であるし、この安全基準を聴覚障害の利用者が満たせないとも思えないですね。
障がいを理由にサービスを受けられないのはNG
障がい者差別解消法という法律があり、障害があるひともない人も同じようにサービスが受けられるようにするという法律があります。
これは一般企業は努力義務になっていますが、はやく義務化してほしいですね。
障がい者差別解消法については障害者差別解消法により障害者は合理的配慮が求められるで紹介しているのでぜひ知っておいてほしいと思います。
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