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遠隔手話通訳サービス ShuRとは

手話
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あなたは難聴というとどういうイメージがありますか?

  • 耳が聞こえない人?
  • 手話を使っている人?

実は少しでも聞き取りづらい人はみんな難聴です。
あなたがイメージしたであろう全然耳が聞こえない人は”ろう”と呼びます。

耳がまったく聞こえない”ろう”の人や、ほとんど耳が聞こえない重度難聴の方は音声でのコミュニケーションが難しいですよね。
特に先天的に耳が聞こえなかった人は音を知らないので、言葉を発することも難しいです。
そういう方々が話す言語が手話です。

ただ、手話を扱える人はそんなに多くないですよね。
私たちが英語をすぐに話せるようにならないように、手話も覚えるまでに結構時間がかかります。

この記事では、手話の遠隔通訳サービスを展開しているShuR(シュアール)という会社について紹介していきます。
ろうや重度難聴の方と話をするとき、相手が手話を使えればShuRのサービスで円滑にコミュニケーションをとれるようになります!

ShuRホームページ>>

他にも手話にまつわるサービスを手話を使ったサービスや手話通訳のサービスについてという記事で紹介しています。
ぜひあわせてご覧下さい。

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手話の現状

難聴の方のコミュニケーション手段といえば手話!みたいなイメージを持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

手話は特に難聴の症状が重い方が使われています。

日本国内で音が全く聞こえない“ろう”と呼ばれる方の数は約23,000人とされています。
しかし、この数字はあくまでも予想で正確な調査はされていません。
また、難聴者は推定で2000万人ほどいると言われています。

では手話を日常的にコミュニケーションツールとして使っている方はどのくらいいるのでしょうか。
こちらも正確な人数はわかりませんが、およそ8万人が手話を使っている方と言われています。

日本の人口の15%ぐらいは難聴者(自覚があるかは置いておいて)ですが、手話が使えるのは日本人の0.06%しかいません。
難聴の方でも手話が使える方というのは多くないのがわかります。

簡単に言うと
あなたは日本語しか話せないとします。
人口1万人のバングラデシュの街にあなたは引っ越してきて、その中に6人だけいる日本語を話せるバングラデシュ人がいます。
あとはみんなベンガル語しか話せません。
さぁ頑張って生活しましょう!ということと同じですね。

ろうや重度難聴者で手話を使っている人にとって、どれだけコミュニケーションをとることが難しいかがわかりますね。
ちなみに厳密にはあなたは音が聞き取れるので、いずれベンガル語もなんとなくなんて言っているかわかってくると思います。
難聴者、ろうの人は慣れることもできないのでさらに難しい環境にいることになります。

株式会社ShuRについて

株式会社ShuRはこの0.06%の方々のためのサービスを提供している会社となります。

株式会社ShuRのホームページはこちら>>

大阪の役所で難聴の方が手話通訳を希望したにも関わらずそれに応じずに筆談で対応し、合理的配慮に欠けるとして指導がありました。
聞こえる人からすれば、手話通訳と筆談でのコミュニケーションの違いはあまりわからないかもしれません。
ですが話のスピードだったり、自分の意思表示であったりがこの二つでは大きく違います。

また、重度の方であれば話すことができ、音も聞き取れる部分があるので補助的に手話が欲しいということもあります。

全く聞き取れないわけではないので、筆談で対応されるのが嫌だということですね。

大阪市のような手話通訳士の手配の面倒さなどを取っ払ってくれる合理的配慮に則ったすばらしい会社といえますね。

ShuRのサービスについて

ShuRのサービスにはどのようなものがあるでしょうか。

ShuRの主なサービス

  • モバイルサイン(遠隔手話通訳)
  • SLinto

これらのサービスを詳しく見ていきましょう。

モバイルサイン

モバイルサインは利用シーンも様々あるため、下記のようにサービスが別れています。

対面型通訳

駅や役場の窓口、店舗などの対面業務があるような場所にタブレットなどを設置し、聴覚障害の方を対応する遠隔手話通訳です。

コールセンター型通訳

電話での問い合わせなどが出来ない聴覚障害の方向けの窓口を、企業の代わりに開設し手話で対応するサービスです。
ShuRがテレビ電話を介して企業のカスタマーサービスへ取り次ぎます。

電話リレー

日本財団の【電話リレーサービス】を受託していて、聴覚障がい者の方から手話や文字で要件を聞き、電話を代行するサービスです。

SLinto

SLintoとは···手話のキーボードを使ったオンライン手話辞典です。
手話にもやっぱり辞典があるんですね!
これは私も知らなかったです。

こちらは手話のWikipediaとも言われているようで、手話単語の情報が網羅されている世界最大級の手話オンラインデータベースです。

そんなSLintoのサービスは以下のようになっています。

手話を調べる

手話辞典ということで、当然手話を調べることができます。
ただ、今までの手話辞典では手話から日本語を調べることができませんでした。
そこで手の形と位置から手話を入力できるキーボードを開発し、動きから日本語を調べることができるようになりました。

これは凄いですね!
相手が何をいっているかわからないと筆談してもらうしかなくなってしまいますが、このサービスを使えば手話がより分かりやすくなります!
もちろん日本語から手話を調べることもできますよ。

手話を登録する

固有名詞や専門用語は単語として登録されるまで時間がかかってしまい、調べるのが難しいです。
SLintoは自分で登録されていない単語を追加することができます。

手話をみんなで評価する

Wikipediaは登録している人なら色々な人が編集できるようになっています。
SLintoも誰でも新しい単語の追加ができ、間違えた手話が登録されていたりすると修正でき、良い手話のアイデアが生まれるとそれを登録したりすることができます。
これにより、辞書の精度があがっていきます。

これらが主なShuRのサービスとなります。

まとめ

株式会社ShuR皆さん興味を持っていただけましたか?
なかなか手話でろうの方とコミュニケーションをとるのは難しいものです。
自分でできれば勿論それに越したことはありません。

しかし、それはなかなか難しいですよね。
街中で手話で話してる人をみると個人的にはかっこいいなぁと思うのですが、私も全然手話は出来ません。

ShuRのサービスを使って是非合理的配慮をしていただければと思います。

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