最近は見かけることが減りましたが、お金を入れれば誰でも使えるのが公衆電話です。
そんな公衆電話でも手話に対応している公衆電話が手話フォンです。
手話フォンは電話リレーサービスを利用していて、電話をかけたい相手が手話をできなくてもオペレーターさんが手話の内容を翻訳して相手に言葉で伝えてくれます。
そんな手話フォンがどういったものか見ていきましょう。
他にも手話にまつわるサービスを手話を使ったサービスや手話通訳のサービスについてという記事で紹介しています。
ぜひあわせてご覧下さい。
手話フォンの概要
手話フォンは聴覚障害がある人のための公衆電話です。
手話を使って、相手に電話をかけることができます。
通常音声で電話をする公衆電話にはお金を入れる必要がありますが、手話フォンは無料で使うことができます。
手話を使って電話をするというのがどういうことかというと、手話フォンにはモニターとカメラがついていて、モニターに手話通訳をしてくれるオペレーターさんが移ります。
その人が手話で相手とのやり取りを通訳してくれるようになっています。
これは電話リレーサービスと呼ばれるもので、通常の電話リレーサービスは事前に登録が必要です。
ですが手話フォンは電話リレーサービスの事前登録なしで利用できるようになっています。
手話フォンで使っている電話リレーサービスについては聴こえない人と聴こえる人で電話ができる 電話リレーサービスとはで紹介しています。
ぜひあわせてご覧ください。
手話フォンの使い方
手話フォンの使い方と流れは次の通りです。
- 手話フォンは電話ボックスになっているので、まずはボックス内に入る
- 電話をかけたい相手の電話番号を入力し、通話ボタンを押す
- 手話通訳をしてくれるオペレーターにつながる
- オペレーターに相手の名前と場所を伝える
- オペレーターが相手に連絡をし通訳開始
流れもシンプルでわかりやすいですよね。
手話フォンの設置場所
手話フォンは現在以下の場所に設置されています。
- 羽田空港
- 成田空港
- 福岡空港
- 新千歳空港
- 筑波技術大学
- 明石市民ひろば
まだまだ導入されているところが少なく、もっといろいろな場所に設置されるようになればいざという時、助かりますよね。
ぜひ自治体などには導入を進めてほしいと思います。
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