APD(情報処理障害)の診断・検査方法

APD
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やちよ(@YfQEon4WnhloX3e)です。

APD(聴覚情報処理障害)を聞いたことがありますか?

音は聞こえるのに相手が話している内容を理解することができないといったような音声による情報の取得が難しいというら障害です。

見た目にはわからず、また音自体は聞こえているので周りの人からはなかなか理解されにくい障害と言えます。

APDの概要についてはこちらの記事にまとめているので参考にしてください。

聞こえているのに何を言っているかわからない APD(情報処理障害)とは
やちよ(@YfQEon4WnhloX3e)です。あなたはAPD(情報処理障害)という障害を知っていますか?日本ではあまりメジャーではありませんが、広い意味で難聴に分類される障害です。このAPDの特徴は音は普通に聞こえるのに相手が何を言ってい

そんなAPDは通常次のような検査で評価していきます。

POINT

 基本的な聴力検査

電気生理学的検査

聴覚認知検査

視覚認知検査

知能、言語発達などの検査

心理面などの問診

これらを用いることでAPDかを検査しています。

なかなかAPDかどうかの判断をするのは難しいので、この検査を参考にAPDかもしれないと思ったら出来るものがあれば、簡易的に自分で調べてみるのもいいですね。

それでは通常APDの検査に使われている検査の内容について見てみましょう。

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基本的な聴力検査

APDは聴こえているのに相手の言っていることがわからないという、とっても曖昧な症状です。 そのため、まずはそもそも難聴なのか、APDなのかを切り分けるために聴力検査を行います。

聴力検査は主に3種類あります。

POINT

純音検査

語音検査

耳音響放射

よく健康診断などで行う、ピーという音が聞こえたらボタンを押してくださいというやつが純音検査です。 これであれば、今はスマホアプリでもたくさん無料でダウンロードできるのでもし自分がAPDかもしれない!とおもったらまずは切り分けのために聴力検査をしてみてください。

純音検査に問題がなければAPDの疑いがあります。 逆に純音検査に引っかかるようだと難聴の疑いがあるので病院に行きましょう!

おすすめの純音検査アプリはこちらにまとめています。

聴力のセルフチェック 無料聴力検査アプリ4選
最近はスマートフォンの無料アプリで簡単に聴力のセルフチェックができるようになりました。実は聴力はその日の体調などで毎日違います。もちろん大きく違うことはそうありませんが、自分で自分の聴力を把握しておくことは非常に大切です。定期健康診断などで

語音検査は一文字、「あ」とか、「に」とかが流れるのでそれを正しく聞き取れるかを確認する検査です。 よく補聴器の調整などを確認するのに使われます。

なかなか健聴の方には理解されないかもしれませんが難聴では音が歪んでしまって 例えば「か」が「は」に聞こえたり 全然母音も違う「た」が「ぬ」とかに聞こえるという症状があります。

音は聞こえていても会話の内容がわからないというケースで、全然違う音に聞こえているということを発見することができます。

語音の検査はアプリでは全然発見することができませんでした。 Universal Sound Designという会社が登録をすればこの検査をゲーム感覚でできるアプリをダウンロードすることができるようです。

「みんなの聴脳力チェック」は言語聴取脳力をアプリで簡単にチェックできるツールです。|ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社
「みんなの聴脳力チェック」は言語聴取脳力をアプリで簡単にチェックできるツールです。高齢化による聴力低下の早期発見し地域包括ケア・多職種連携時の音声コミュニケーションを支えるICTとして医療介護の現場でご利用いただいています。聴脳力®はユニバーサルサウンドデザイン株式会社の登録商標です。

耳音響放射とは、簡単にいうと耳の中で音の反響があるかどうかを調べるものです。 耳にダメージがあると、この耳音響放射がなくなってしまいます。 これに関しては自分では調べることができないので、病院等で調べてもらう必要があります。

赤ちゃんが産まれて、耳が聞こえるかを確認する新生児の聴覚スクリーニングは、この耳音響放射で行っています。

もし、自分で基本的な聴力検査をしてみる場合は純音検査と語音検査を試してみてください。

電気生理学的検査

生理学的検査とは体の機能を確認する検査です。 耳音響放射もこの生理学的検査の一種ですが、そもそも聞こえているのか~っという部分を見ているので基本的な聴力検査の部類に入っています。

電気生理学的検査には聴性脳幹反応(ABR)や聴性中間潜時反応(AMLR)と呼ばれるものがあります。

この生理学的検査は脳波をとったりする必要があるので、個人での確認はすることができません。

聴覚認知検査

聴覚認知検査は様々な種類があり、フィッシャーの聴覚的問題に対する質問紙や子どもの聴覚能力尺度といった質問 両耳分離聴検査や両耳交互聴検査といった、検査があります。

チェックリストはネットでもダウンロードをすることができるので、もし自分でAPDかどうかの指標にしたいという方は是非ダウンロードして実際に行ってみてください。 ここからダウンロードすることができます。

http://www.ne.jp/asahi/sp-ed/masa-ogawa/FISHER.pdf

両耳分離聴検査とは右耳と左耳で同時に違う文字を流し、どちらも聞き取れるかを確認する検査です。

例えば左から「は」、右から「が」といったような違う音を入れて両方答えられるかを見るものです。 これであれば、正しい検査ではありませんが個人でも似たような検査はできると思います。

両耳交互聴検査とは一文を一定時間ごとに左右で切り替えて流し、正しく理解できるかを確認する検査です。

どういうことかというと 「今日はいい天気ですね」 という文章に対して、まずは左側から「きょう」、右側から「はいい」、左側から「てんき」、右側から「ですね」 というように一つの文章を区切って左右から交互に聞いてもらいます。

これは一般的な成人であればほぼ100%、正しくこたえられます。 ですが、一部両耳からの情報の結合が困難な方が答えられないというケースもあります。

この両耳交互聴検査も特別な器具を使用しなくても、できる検査なので試しにやってみてもいいと思います。

視覚認知検査

視覚認知検査については、聴覚との比較を行い、視覚の結果も悪いのか、聴覚だけが悪いのかといった比較のために用いられます。

基本的に目で見た情報が正しく読み取れて入れば、この検査を自分で行う必要はないと思います。

この視覚認知検査にはフロスティッグ視知覚発達検査や視知覚スキル検査と呼ばれるものがあります。 もし興味があれば調べてみてください。

知能、言語発達などの検査

知能検査については小児の場合「WISC-Ⅳ知能検査」、成人の場合はWISC-Ⅲ知能検査といった知能検査が行われている。 基本的な知能の発達をみることで、より厳密な評価ができるようになります。

この辺りは厳密な評価のために行うものなので、セルフチェックするような部分ではありませんね。

心理面などの問診

問診で必要とされる情報としては家族構成や性格、友人関係や通院の履歴などがあります。

たとえば家族間の不仲や経済的状況といった心理面からもAPDに関連しているかを検討することができます。 また、家族に似たような症状の人がいるかといったようなことも重要です。

このようにAPDだと評価するためには数多くの種類の検査があり、どれか一つで簡単にAPDだね!とはなかなか言うことはできません。

また、評価するうえで専門家が見ないとわからないことも多く、なかなかセルフチェックするのも難しいです。

ただ、中にはセルフチェックできるような検査もあるので、もし音は聞こえるけど騒音下だと途端に相手の言っていることがわからなくなる なかなか相手の言ったことを覚えられない といったような悩みを抱えているようならAPDを疑ってチェックしてみてください!

最後にAPDについて、もっと詳しく知りたい!という方は、是非こちらの本を手に取ってみてください。 私もこの本で勉強させてもらいました。

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