ふとした時にめまいがする
そんな経験ありませんか?
実はめまいは耳と深く関係していて、めまいがある人は耳の病気かもしれません。
耳は平衡感覚を維持していて、耳に何かしらの不調があるとめまいが引き起こされます。
めまいで悩んでいる人、たまにめまいがするけど原因がよくわからないという人は耳の健康について考えてみましょう。
めまいと耳の関係について詳しく紹介します。
めまいの原因
めまいの原因は耳にあります。
耳とめまいというとあまりイメージがないと思いますが、めまいと耳には深い関係があります。
耳は外耳、中耳、内耳と3つに分けることができます。
外耳炎とか中耳炎とか聞いたことありませんか?
外耳に炎症がある場合は外耳炎、中耳に炎症があれば中耳炎みたいに、場所を指してるわけですね。

外耳というのは耳の穴から鼓膜までを指しています。
中耳というのは鼓膜から蝸牛までを指します。
内耳というのは蝸牛から脳までの聴神経までを指します。
では耳の何がめまいと関係しているかというと、内耳がめまいと密接に関係しています。
内耳には三半規管と耳石器という箇所があります。
この三半規管と耳石器は平衡感覚を脳に伝える役割があり、体のバランスをとるのにとても重要な場所です。
そのため、内耳に問題があると三半規管と耳石器がうまく機能しなくて体のバランスがとれなくなってしまいます。
それが原因でめまいが起こるという仕組みです。
めまいを引き起こす病気
めまいというのはあくまでも症状のひとつで、それ自体が病気というわけではありません。
急に立ち上がって起こる立ちくらみや日光に当たった時にふらっとするといったことがきっかけで起こったりきます。
このようにめまいは健康な人でも起こる症状ですが、中には病気に起因するめまいというのもあります。
めまいを伴う病気には次のようなものがあります。
- 突発性難聴
- メニエール病
- 良性発作性頭位めまい症
- 前庭神経炎
それぞれの病気の特徴をチェックしてみましょう。
突発性難聴
めまいが起こった後に耳鳴りが続くといった場合、突発性難聴の疑いがあります。
突発性難聴の場合片耳の聴力が落ちてしまうケースが多いです。
早く症状に気づいて治療を開始すれば聴力は元に戻る可能性が高いですが、治療が遅れると聴力が回復しないケースが多いです。
突然片耳が聞こえなくなり、激しいめまいの後に耳鳴りがある場合は、突発性難聴を疑いましょう。
ななやすぐに病院を受診する方がいいです。
突発性難聴については”突発性難聴になってしまったら 聴力を戻すためにすること“で対応について紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
メニエール病
激しいめまいや耳鳴りが10分以上続き、それが繰り返し起こる場合はメニエール病かもしれません。
めまいと耳鳴りだけではなく、吐き気や耳のつまりなんかもあります。
これを放置すると難聴が悪化してしまうケースがあります。
メニエール病についてはあまり聞いたことない人も多いと思います。
“メニエール病とは 耳鳴りやめまい、難聴を引き起こす病気“という記事で詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてください。
良性発作性頭位めまい症
寝返りや起き上がった時、下を向いた時など頭を動かした時にめまいが起こる場合、良性発作性頭位めまい症な可能性があります。
ぐるぐると目が回るような感じや吐き気を感じます。
難聴などの症状は起こりません。
発症数が多く、他の病気と違い治りやすい病気と言われています
前庭神経炎
激しいめまいが起こり、起きていても寝ていても症状が改善しません。
1日から3日ほど激しいめまいが続きます。
難聴にはなりませんが、吐き気や嘔吐、ふらつきが数ヶ月続くこともあります。
ウイルス感染などが原因で前庭神経と呼ばれるところに炎症が生じて、バランスがうまく取れなくなることが原因です。
前庭神経炎も完治できる病気です。
めまいの治療
めまいを感じたらとにかく早く病院を受診することをおすすめします。
特に突発性難聴やメニエール病が起因している場合は聴力を失ってしまう可能性もあります。
慌てる必要はありませんが、めまいを感じたらなるべく早く耳鼻科を受診しましょう。
病気によって治療法は違いますが、めまいの治療は薬物療法か運動療法で行います。
薬物療法ではめまい、吐き気を改善する薬で治療していきます。
運動療法では平衡感覚を向上させる訓練を行います。
めまいを起こさない為に気をつけること
めまいにならない為に日常的に気をつけることは一般的な健康に関することと同じです。
- 規則正しい生活
- 暴飲暴食をしない
- バランスの良い食事
- 適度な運動
- 喫煙はなるべくしない
といったようなことですね。
あとは半身浴なんかもいいですね。
耳はとっても繊細な器官で、体に不調があるとトラブルが起きやすいです。
耳の不調は体からのなんらかのサインなので、まずは日常生活を見直していきましょう!
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