Saosinはアメリカのスクリーモ、ポストハードコアバンドです。
Saosinについては”アメリカのスクリーモ、ポストハードコアバンド SAOSIN“を参考にしてください。
EMOやスクリーモを聞く人でSaosinを知らない奴はもぐりだと言われるぐらいの最重要バンドです!
そんなSaosinの3nd AlbumがAlong the Shadowです。
長い沈黙のあと1st EPで脱退した初代ボーカルのアンソニーが復帰して、ファンとしてはめちゃめちゃうれしいリリースになりましたね。
詳しく見ていきましょう!
Along the Shadowの概要
2016年にリリースされ、前作から7年も経過してリリースされました。
その間に2代目ボーカルのコーフが脱退したりとかなり紆余曲折ありましたね。
初代ボーカルのアンソニーの復帰とかなりファンとしてはうれしいニュースがあり、無事リリースされたアルバムになります。
1st、2ndまではスクリームはほとんどなく、ほぼ100%クリーントーンの歌でした。
ですがアンソニーが復帰したことで、スクリームが復活していてほぼすべての曲に多かれ少なかれスクリームが入っています。
そのため、エモ色が強い感じでしたが、Along the Shadowはスクリーモ色がかなり強くなりました。
収録曲
全13曲が収録されています。
- The Silver String
- Ideology Is Theft
- Racing Toward A Red Light
- Second Guesses
- Count Back From TEN
- The Stutter Says A Lot
- Sore Distress
- The Secret Meaning Of Free
- Old Friends
- Illusion & Control
- Control And The Urge To Pray
- Drinking From The Fountain
- Along The Shadow Of Man
そのうちシングル曲は3曲です。
- The Silver String
- Racing Toward A Red Light
- Control And The Urge To Pray
それぞれの曲を詳しく紹介します。
The Silver String
Along The Shadowのリードトラックでこのアルバムのキラーチューンですね。
久しぶりに帰ってきたアンソニーのハイトーンがとってもかっこいい!
コーフがいた前作よりもアンソニーに戻ってボーカルの激しさが戻ってきましたが、曲の複雑さが少し落ち着いたかなぁという印象です。
どこか退廃的でゴシックな雰囲気がありますね。
まあPVのイメージに引っ張られてる気がしなくもないですけど。
前作までとはまた違ったSaosinを聴くことができます。
Ideology Is Theft
個人的にめちゃめちゃSaosinっぽいな!って感じる曲です。
メロディは少しメロウな感じなんですけど、途中からスクリームありーのリズムがかわりーの、サビのサウンドはカッコいいわで
あ、Saosinだなって思うところが沢山あります。
Racing Toward A Red Light
リフがめちゃめちゃカッコいいシングル曲です。
Saosinの曲には珍しいスクリームが多用されている曲で、どちらかというとメタラー向きの曲になってますね。
エモコアからSaosinにたどり着いた人は少し苦手かもしれません。
が、まさにスクリーモって感じでめちゃめちゃテンション上がります。
Second Guesses
もうイントロからめちゃめちゃエモい曲!
前3曲は激しすぎるなぁと言う人もSecond Guessesなら聞きやすいと思います。
エモさの中に所々アクセントにスクリームも入っているので激しさが欲しい人も満足できる曲ですよ!
Count Back From TEN
Saosinらしいイントロは激しくてメロディ部分はおしとやかな曲です。
初期からSaosinを聴いている人からすると、そうそうこれこれ!って感じる曲!
The Stutter Says A Lot
サビがドラマティックでSaosinには珍しく聞いていて疲れないというか、全体的にストレートでネガティヴなイメージもないのでのんびり聴くことができる曲です。
ポップが好きな人でも聞きやすい曲に仕上がってますね。
Sore Distress
全体的に重く遅いという、パンク系のバンドにはあんまり多くない感じの曲ですね。
もちろんドゥームほど重くて遅いわけではありませんけど!
どちらかというとヘビーなサウンドが好きな人にハマる曲だと思います。
The Secret Meaning Of Free
ファストコア系のスコスコいう速いリズムの曲でSaosinの中ではあまりないテンポの曲です。
前のSore Distressが遅く重い曲のなので、続けて聞くと対比が凄くて、聞いていてスカッとします。
Old Friends
Saosin古参からするとアンソニーが戻ってきて、Old Friendsなんてタイトルの曲を聞くだけでなんかグッとくるものがあります。
結構エモいバラードのかなぁと思ったらめちゃめちゃサウンドは重いし、スクリームはあるしで普通にロックな曲です。
後半ドラムがめっちゃ大変そうなのでぜひ聞いてみてください!
Illusion & Control
1st EPに入ってそうな曲構成とサウンドで古参のSaosinファンにはぜひきいて欲しい曲です!
やっぱSaosinかっこいいわ!ってこの曲聴くと思いますね。
Control And The Urge To Pray
シングルにもなっている曲です。他の2曲のシングルは結構攻めた曲でしたが、この曲はSaosinっぽさが強い曲です。
随所にカッコいい箇所が散りばめられていて聞いてきて飽きない曲です。
Drinking From The Fountain
このアルバムの中ではちょっと趣向が違う曲ですね。
2ndっぽい曲調にアンソニーのボーカルが乗ってるみたいな!
リズムが縦ノリで聞いていて楽しい曲です。
後半は怒涛のスクリームでライブめっちゃ盛り上がるんだろうなぁ
Along The Shadow Of Man
バックのサウンドのおとなしさとアンソニーのスクリームの対比がすんごい!
まさに激情型スクリーモのお手本のような曲です。
おすすめ曲
久しぶりに復活してどれもSaosinらしさが胸にしみますが、やはりアンソニーらしさを感じられるThe Silver Stringいいですよね。
ぜひ音楽もいいですが、PVもいいのでシングル曲は全部PVも見てほしいですね。
個人的にはSaosinっぽさが詰まっているIdeology Is TheftとIllusion & Controlもイチオシです!
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