言葉の認識率を調べる語音弁別検査とは

難聴
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普段、私たちが行う聴力検査というのは「ピー」という音が鳴っている間はボタンを押すという純音検査というものだと思います。
それに対して補聴器の調整などで行われる検査に語音弁別検査というものがあります。

補聴器を購入するときや借りるときに、この語音弁別の検査をしない補聴器屋さんなんかがあるかもしれません。
補聴器の調整はこの語音弁別の検査でどれ程聞き取れたかを指標にします。

この検査をしないと、どれ程正しく聞き取れているかが判断できません。
もし補聴器を購入する際に、この検査をしないようなところでしたらそんなところでは補聴器は買わない方がいいです。

どのような検査をするかというと、「あ、い、う、え、お…わ」まで五十音がありますよね。
この五十音のどれかの音をランダムで20個ぐらい流します。
それを聞き取っていき、何個正しく聞き取れたかを見る検査です。

普通に聞き取れている人だったら、なんだそんなもんかと思うかもしれませんが、いざやってみると結構間違っていてショックを受ける方が多いです。

普通に会話として成り立っていても、前後の文脈だったりから言葉を類推して、しっかりと聞き取れていなくてもこう言ったなと補完して言葉を聞き取っていることが多いです。

ですが、流れてくるのは1文字だけなのでこの語音弁別検査は類推ができません。
そのため、自分が思っている以上に正しく音が聞き取れていなかったりします。

この結果は母音と子音の正答率を出します。

この語音弁別検査で6割以上聞き取れていないと、どのような会話がされているか理解できなくなってしまいます。
ただ、7割や8割だと類推によって全部は聞き取れていなくてもなんて話しているかは理解することができます。

そのため、なんとなく会話がわかるので自分が聞こえづらくなっているということに気づきにくいです。

ほとんどの人は純音検査しか行いませんが、こういう聴力検査もあるんだよということをしってもらえたらうれしいですね。

語音聴力検査について、言葉の聞き取り能力を調べる 語音聴覚検査という記事でまとめているので参考にしてください。

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語音弁別検査はどのくらい言葉を認識できているかをみる検査

通常の純音検査では1000Hzなどの一定の周波数の音を聴いて、その周波数の音が何dBで聞こえるか、つまりどのぐらいの大きさで聞こえるかを確認します。
しかし、今私たちが話す言葉や、自然界の音というのは色々な周波数を持っています。

 

この、一種類の音が聞き取りづらくなったら実生活ではどのように困るのかわかりませんよね?
しかも、通常の聴力検査では1000Hzなどの音を聞きますが、これが聞こえなくなってしまうと会話はほとんど聞こえなくなっているでしょう。

 

人間は20Hzから20000Hzぐらいが聴こえる周波数と言われています。
産まれた直後は30000Hzぐらいまで聞こえていると言われています。

 

そう、人は産まれた瞬間から耳が悪くなっていきます。
音は高い音から聞こえなくなっていきます。

 

若者には聞こえるモスキート音というのが流行りましたが、これが20000Hzぐらいの高い音です。
大人になるとこれが聞こえなくなってしまいますが、日常生活にはあまり支障はきたさないですね。
このようにどんどん高い音から聞こえなくなっていきますが純音検査で使っている1000Hzは聞こえる範囲を見てもかなり下の方です。

 

1000Hzは低い音になりますが、これは私たち日本人が使う日本語では母音の部分となります。
日本語は母音のほかに子音で構成されており、子音はこれより高い音となります。
つまり、通常の純音検査が問題なくても子音が聞き取れていない可能性があるのです。

 
 

子音が聞こえないとどうなるか

 

高い音である子音が聞こえないと日常生活の会話ではどういった問題が起こるでしょうか。

 

まず、聞き間違えが発生します。
文脈や会話の流れは聞き取れるので話の大筋はわかりますが、細かいところで認識の違いが生まれてしまうことかあります。
たとえば「佐藤さんに電話して」というお願いをした場合、さとうのさはSとAで構成されています。このSの部分は息が抜けるような高い音で、聴力か落ちていると聞き取りづらい音です。
そのため「阿藤さんに電話して」や「加藤さんに電話して」のような聞き間違いが発生しやすくなります。

 

このようなミスはプライベートではなんとかなるでしょうが、ビジネスの場では信用問題に関わってきます。
語音弁別の検査は五十音を聞き取り、子音と母音がどのくらい正しく聞き取れているかを確認するものです。
もし、最近聞き間違いが増えたなという方はご家族の方等に普段の声の大きさで五十音をランダムで言ってもらい、どのくらい正しく聞き取れているかセルフチェックしてみてもいいですね。

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