- ヘッドフォンを選ぶときになんとなく選んでいる
- 骨伝導って高齢者向けでしょ?
そんなあなたもこの記事を読めばバッチリ方式の違いがわかります。
気導式と骨伝導式にはそれぞれメリットとデメリットがあり、使う目的によって選び方が変わります。
- 気導式は周りの音を気にせず聞きたいとき
- 骨伝導式は周りの音も聞きたいとき
それぞれベストな環境で使い分けてあげるとさらに良いですね!
さっそく気道と骨伝導の違いを見ていきましょう。
ほかにもヘッドフォンの最適な選び方を紹介しています。
これを見ればあなたに最適なヘッドフォンを見つけることができますよ。
気導と骨伝導の違い
音を聞く流れ
音は耳の穴から空気の振動を感知して聞いています。
音は波なので、その波を耳の耳介で集めて耳の穴へ振動を伝えます。
音は耳の穴から外耳道を通って鼓膜に到達し、耳小骨という骨によって増幅されたり小さくされたりします。
耳小骨で整えられた音は蝸牛を通って、電気信号に変えられて脳に届きます。
気導
外耳道から鼓膜→耳小骨→蝸牛→脳という大まかな流れで聞くものを気導といいます。
骨伝導
骨伝導は空気の振動ではなく、骨の振動を感知して音を聞きます。
そのため外耳道は通りません。
骨→耳小骨→蝸牛→脳という流れになります。
気導式のメリット、デメリット
気導式メリット
気導で音を聞くときのメリットは次の通りです。
- 高い音までしっかりと聞こえる
- 音を聞くのに集中できる
気導は骨伝導に比べて高い音をしっかりと鳴らすことができます。
これは抵抗が空気だけになるためです。
また方式にもよりますが、ほとんどの場合周りの音を遮断してヘッドフォンから流れる音に集中することができます。
開放型のヘッドフォンは周りの音も聞き取りやすくなりますけどね。
気導式のデメリット
気導式のデメリットは次の通りです。
- 周りの音が聞き取りづらいので危険を察知しづらい
- 音が大きくなりがちで耳への負担が増える
- 長時間の使用で耳の中が蒸れやすい
気導式は流れてくる音に集中しやすい分、周りの音が聞き取りづらくなってしまいます。
そのため、スポーツをするときや通勤、通学時など車が通ったりする環境で使っていると危険です。
また、気導式のヘッドフォンは密閉されていることが多く、耳の中が蒸れてしまいます。
耳の中が蒸れると、カビが発生して外耳炎などの病気を引き起こす可能性があります。
ヘッドフォン難聴という言葉を聞くこともありますが、音量を大きくして音楽を聴くことで耳への負荷が大きくなることも問題です。
骨伝導式のメリット、デメリット
骨伝導式のメリット
骨伝導式のメリットは次の通りです。
- 周りの音が聞き取りやすい
- 耳を塞がないので蒸れない
骨伝導式は耳介の軟骨に装着するものが多く、基本的に耳を塞ぎません。
そのため、周りの音が聞きやすく耳も蒸れません。
夏場など湿度が高いときも不快感がないのはいいですよね。
また周りの音を聞き取りやすいのでスポーツや通勤通学のときも危なくありません。
運動の時など外で使う場合は骨伝導の方が安全ですね。
骨伝導のデメリット
骨伝導のデメリットは音質にあります。
骨伝導は骨の振動によって音を伝えます。
気道は抵抗になるのが空気だけになのですが、骨伝導の場合は骨以外にも筋肉や脂肪なども抵抗になります。
そのため、骨伝導は気道に比べて高い音の再現性が悪いです。
なので低い音が強く、音がこもったように聞こえます。
より音楽を楽しみたいのであれば気道のヘッドフォンの方が音質がいいですね。
骨伝導式ヘッドフォンの種類
気導式のヘッドフォンに比べて骨伝導式のヘッドフォンってあまり見かけないですよね。
そんな骨伝導式のヘッドフォンを紹介しています。
左右完全独立の完全ワイヤレス型のものもあれば、オーバヘッド型のものもあったりと、骨伝導式でも気導式と変わらずいろいろな種類がでてるんですよ!
骨伝導式のヘッドフォンにどんなものがあるのか知りたい人はぜひ参考にしてください。
まとめ
気導で音を聞くヘッドフォンと骨伝導で聞くヘッドフォンにはそれぞれ特徴があります。
それぞれにあったヘッドフォンを選んであげることで、より快適に音楽を聞いたりすることができます。
特に夏場のカビ対策に骨伝導を使うといったことは耳を守る上でとっても大事です。
是非お気に入りのヘッドフォンをみつけて快適に音楽を楽しんでください!
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