「最近、会話を聞き返すことが増えた」「補聴器を買う前に無料で試せる方法はないかな」と思っていませんか?
Googleの『音声増幅(Sound Amplifier)』なら、Androidスマホを簡単な集音器として利用できます。
実際に難聴の私が使ってみて感じたメリット・デメリットも紹介します。
そもそも本当に耳が悪くなってきているのか?という人はぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
https://www.hearinglog.com/hard-of-hearing/self-check-app/
Googleが提供しているスマホが簡単に集音器がわりになるアプリが音声増幅アプリです。
とてもシンプルな操作画面で、機能も最小限と非常に使いやすい設計になっています。
簡単なのですぐに使えるようになりますよ!
他にもスマートフォンが集音器代わりになるアプリを紹介しているまとめ記事を用意しているので参考にしてみてください!
https://www.hearinglog.com/hard-of-hearing/hearing-aid/app-amp-summary/
Googleの音声増幅アプリとは
Googleの音声増幅アプリはGoogleが提供している無料のスマートフォンアプリです。
スマートフォンを集音器のように使うことができるようになるので、今持っているイヤホンを使って聞こえの改善が出来るようになります。
スマートフォンのマイクを使って音を集めるので、今イヤホンを持っていれば追加で何かを購入する必要もありません。
イヤホンのクオリティは当然影響するので、私が持っているイヤホンも紹介しているので、チェックしてみてください。
https://www.hearinglog.com/headphones/
音声増幅アプリでできること
音声増幅アプリでは実際にスマートフォンのマイクで拾った音を大きくしたり、ノイズを減らしたりすることができます。
安い集音器の機能がまるっと無料のアプリでできてしまうので、実際に集音器を買わずとも同じことができてしまいます。
ただ、補聴器のような高度な調整なんかは出来ないので、注意が必要です。
どんな人におすすめか
音声増幅アプリは補聴器とは違い、細かな調整はできません。なので、劇的に聞こえが改善するわけではないと思ってもらったほうがいいです。
そんな音声増幅アプリですが、次に当てはまる人はぜひ使ってみてほしいと思います。
- 軽度から中度難聴の人
- 補聴器を買う前に試してみたい人
- 会議やテレビで少し聞き取りを改善したい
おすすめできないのは次のような場合です。
- 高度から重度難聴の人
- 常時使用したい人
- 医療機器レベルの補助効果を期待する人
このレベルの人はこういった無料のアプリではなく補聴器を検討したほうがいいです。
https://www.hearinglog.com/hard-of-hearing/hearing-aid/how-to-select/
実際に使ってみて感じたこと
私が使ってみて思ったことや、難聴者に使ってもらった意見をメリットとデメリットでまとめてみました。
メリット
実際に使ってみての感想ですが、やはり操作感がシンプルで簡単に使えるという点が大きな魅力だと思いました。
今持っているイヤホンがそのまま使えるので、別にそれ専用のイヤホンを買わなくて良いですし無料で使えますしね。
ある程度周りが静かな家の中だったり、カフェみたいなところで使うと、わりと相手の声も聞き取りやすく感じました。
個人的には一対一の会話だったり、テレビの近くにスマートフォンを置いておくと、そのままマイクで音を拾って増幅してくれる、簡易お手元スピーカーみたいになるので、こういった使い方はありだと感じました。
デメリット
周りで色々な人が話しているような環境であったり、周りが騒がしいとノイズを減らすことはできますが、あまり効果がないと感じました。
あとスマートフォンのアプリなので、実際の使い方はあとで説明しますが、操作感はシンプルでも使えない人は多いんじゃないかと思います。
そういう人は実機の集音器や補聴器を使ったほうがいいと思います。
あとは私の妻のような中度から高度の難聴の人には効果はあまりなかったですね。
音声増幅アプリの使い方
ここでは簡単に音声増幅アプリの使い方について解説していきます。
ホーム画面と基本操作
アプリを起動するとホーム画面が表示されます。

基本的にアプリの画面はこのホーム画面だけです。
ここから音声増幅レベルの調整が可能です。
表示を切り替えることでノイズリダクションの設定や外部機器の設定を行うことができるようになります。
音声増幅レベルの調整
音のタブを選択しておくことで音量増幅レベルを変更することが出来ます。

- 左側が大きく音量を変更
- 右側が小さく音量を変更
となっています。
難聴者はちょうどよく聞こえる音量のレンジが狭くなってしまうので、ちょっと小さいと言葉がよく聞き取れないし、ちょっと大きくなるだけですごくやかましく聞こえてしまいます。
そのため、このように微調整ができるようになっているのはいいですね!
さらに左右のレベルを個別に調整することも可能です。

画面下にある左右の耳を個別に調整するを選択すれば、左右の音量を個別に調整することも可能です。
表示はないですが、左側が左耳で右側が右耳です。
調整用のスライダーは左側が大きく調整、右側が微調整となっています。
アイコンでしかわからないので、ちょっとわかりにくいですね。
ここで左右自分の聞こえやすいように調整しましょう。
一点使いづらかったポイントとして、左右個別の調整は音を聞きながらすることが出来ないっていう点ですね。

音声増幅機能をONにすると始めから左右個別の調整にしていても元に戻ってしまいます。
そしてOFFの時に表示されていた左右個別に調整するコマンドは消えてしまいます。
一度音を聞いてから、ざっくり合わせるしかないのでこの辺りはやりづらいと思います。
ここは使いづらいです。
ノイズリダクションの設定
周りの環境音が大きく、相手の声があんまり良く聞こえないという時に役に立つのがノイズリダクションです。

真ん中のタブを選択すればノイズリダクションのレベルを調整することができます。
選択できるレベルは高、中、低の3種類です。
周りの音だけを低減するだけでなく、話し相手の声も多少弱めてしまうので必要に応じて変更してください。
デフォルトは低になっていますが、電車の中など周りがうるさい状態でなければ低でいいかなぁと思います。
さらに細かい調整がしたい人はPetralexといった他のアプリもおすすめです。
PetralexについてはPetralexを紹介した記事があるのでぜひご覧ください。
https://www.hearinglog.com/hard-of-hearing/hearing-aid/how-to-use-petralex/
外部機器の選択
1番右のソースというタブを選択すればどのマイクを使うかを選択することが出来ます。
といっても残念ながら私はデバイスのマイクしか使ったことがないので、どのように表示されるかわかりません。
例えばバウンダリーマイクなんかをスマートフォンに接続してあげれば、ここでバウンダリーマイクを選択して周りの人の声をよく拾ってくれるので複数人の会話もわかりやすくなるとかそういうことができると思います。
お試しあれ!
音声増幅中の注意点
音声増幅機能は有線のイヤホン、ヘッドフォンやBluetooth接続したイヤホン、ヘッドフォンで利用します。
その際、Bluetoothで接続したデバイスを利用すると伝送時間があるので若干ですが遅れて聞こえます。
そうなると相手の口の動きと、聞こえてくる音にズレが生じてなんで言っているのかよくわからないという現象が起きることがあります。
個人的には有線のイヤホンやヘッドフォンを使うと、より効果的かなぁと思います。
また、音が大きい方が聞き取りやすい!とアホみたいに音を大きくするのはやめてください。
必ず適正な音量があって、それを超えると耳がダメージを受けて余計に耳が悪くなるということがあります。
補聴器であれば適切な音量をしっかりと調整してくれるのであまり心配ありませんが、集音器ではそうはいきません。
ちょっと聞き取りづらいけど、なんで言ってるかはわかるぞ!ぐらいな音量に留めて置くといいと思います。
とにかく音を大きくしすぎると、余計に耳を悪くする可能性があるということだけは忘れないようにしてください。
そうやって耳が悪くなってしまうと、聴力は元に戻せませんからね!
補聴器との違い
音声増幅アプリは補聴器とは違いますので、聞こえが改善するかもしれないしレベルのものとして考えてください。
ただ、無料で試すこともできますし、補聴器は実際に使うまでに調整など長い時間がかかるので試しに使ってみるにはもってこいだと思います。
音声増幅アプリと補聴器との違いについては次の通りです。
- 補聴器は医療機器だが、音声増幅アプリは医療機器ではない
- 補聴器は自分の聞こえ方にあった細かい調整ができるが、音声増幅アプリでは出来ない
- 音声増幅アプリはあくまで補助的な機能
集音器と補聴器について詳しく知りたいならこの記事をぜひ読んでみてください。
https://www.hearinglog.com/hard-of-hearing/hearing-aid/what-is-the-sound-collector/
https://www.hearinglog.com/hard-of-hearing/hearing-aid/what-is-the-hearing-aid/
よくある質問
- iPhoneでも使える?
Android限定です
- 補聴器の代わりになる?
基本的には補聴器の代わりにはなりません
- Bluetooth対応イヤホンでも使える?
使えますが、遅延するので聞こえの改善に繋がらない場合もあります
まとめ
- 無料で試せる
- 聞こえを少し補助できる
- 難聴が気になるなら一度試す価値あり
- 本格的な聞こえの改善はできないので補聴器を検討しましょう
とてもシンプルに使えるのが音声増幅アプリの魅力ですが、もっと細かく調整して聴こえを改善したい!という場合、Petralexというアプリもあります。
https://www.hearinglog.com/hard-of-hearing/hearing-aid/how-to-use-petralex/
まずは音声増幅アプリでテストしてみて、あんまり効果がないようならPetralex、それでもダメなら補聴器を装用を考えてみてください。
難聴の人は認知症のリスクが高まるといった研究結果も出ているので、すでに聞き取りづらいと感じているなら聞こえの改善をぜひしましょう!
https://www.hearinglog.com/hard-of-hearing/hearing-dementia/





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