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超高音質な骨伝導ヘッドフォン Prestin 感音性難聴にも効果あり

補助器具
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やちよ(@YfQEon4WnhloX3e)です!

あなたは骨伝導イヤホンって使ったことありますか??
使ったことがある皆さんは一度は思ったことがあるはず。
「え、音質悪くね?」

そう!残念ながら今の骨伝導イヤホンは音質が悪くて全然聴き取れない!
今のところ全然難聴の方や気道を塞がずに音楽を聴くための解決策になっていないのが実情!
今回紹介するのは、そんな骨伝導の音質がひどいというイメージを覆してくれた【Prestin】です

非常に高音質で、感音性難聴には効果がないといわれていた骨伝導ですが
Prestinは70dBぐらいの中度難聴の方であれば感音性難聴でも聞き取りが可能とのこと。
これはすごい!!

しかし、一般向けにはまったく作られておらず、金額も超高級な補聴器の倍ぐらいでした…
さすがに手が出ない…

このPrestinの開発にも携わっている方がFilltuneという骨伝導のヘッドフォンを開発しています。
以前TEACからリスニング用に発売されていたものですが、それを聴覚サポート用に改良したものみたいです。

クラウドファンディングで出資を募っているので興味があるかたは是非出資してみてください。

ちなみにPrestinよりは改善は見られないみたいですね。

超磁歪素子を使った骨導ヘッドフォン FILLTUNEがクラウドファンディングを実施 | 耳ログ
最近はクラウドファンディングのおかげでいろいろな聴覚サポートのデバイスが世にでてきていますね。GREEN FUNDINGでもDCC株式会社からFILLTUNE(フィルチューン)というデバイスが支援できるようになっています。 FILLTUNE

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骨伝導は音質が悪い

冒頭でも質問させてもらいましたがあえて再度同じ質問をしてみます。
あなたは骨伝導イヤホンは使ったことありますか?

一時期携帯電話とかの音声が聞き取りやすくなるみたいなふれこみでガラケーなどにも実装されました。
最近はベンチャー企業やクラウドファンディングでアイデアを形にしやすくなっているので、そういったところでも骨導イヤホンを目撃することがよくあります。
(私がよくそういうのを見るだけで、世間一般の方はそんなに目にしないかも!?)

実は骨伝導のイヤホン、ものすごく音が悪いです。
こんなんで音楽なんか聞けないわ!!っていうレベルです。
骨導イヤホンは耳の軟骨から自身の骨の振動を利用して耳小骨を振動させて音を聞くことができます。
気道(耳)を利用しないで音を聞くことができるわけですね。

自分が喋ると自分の耳からの音と、自分の体の振動(骨導)で音が聞こえています。
どの程度骨導で聴こえていて、どの程度耳から自分の声を聴いているかってわかりづらいですよね。
耳栓して話してみたら自分の骨導だけで音を聞いている状態になれますよ。
では早速耳栓をしてしゃべってみましょう!!
どうですか?

めちゃめちゃこもって聞こえませんか?
骨導はこのように音が籠ってしまい、いい音とは言えないのが現状です。

骨伝導で聴こえる難聴者は少ない

では難聴者はどうでしょうか。
実は難聴の方で骨伝導のイヤホンを使って聞こえるようになる方はあまり多くありません

難聴にも種類があり、伝音性難聴感音性難聴に別れます。
難聴の種類について詳しくはこちらをご覧ください。
骨伝導イヤホンは伝音性難聴にしか効果はありませんが、難聴者(特に高齢者)の多くは感音性難聴です。

そのため、骨導で音が聞き取りやすくなることはあまり多くないんですね。
感音性難聴では骨導で振動させることができる耳小骨より先の神経などの問題で起こります。
そのため音としては聞こえますが、歪んでしまったり正しい音では伝わりません。
そうすると言葉として認識できないんですね。
音がこもってしまっていたらなおさら正しく何を言っているかはわかりません。

携帯電話とかでも流行らなかったのは結局
“何いっているのかよくわからない”
からでしょうね。

Prestinはなぜ聞こえるのか

Prestinという骨伝導ヘッドフォンの音質が非常によくとっても衝撃でした!

話を聞いたところ聾唖に近いような方にはやはり効果はないようですが、中程度ぐらいの感音性難聴までの方であれば聞こえの改善がみられたとのことです!

なぜPrestinは骨伝導なのに感音性難聴にも効果があるのでしょうか。これはもう間違いなく
“音質”です。
多くの方は難聴は大きい声、大きい音で聞けば大丈夫という考え方をしていますが、ハッキリ明瞭に話してあげることがとても大切になります。

感音性では伝わってきた音の振動が脳に伝わる過程で歪んでしまい、正しい音で伝わらなくなってしまいます。
元の音の歪みが大きいほど何て言っているかはわかりづらくなります。
音質をクリアにしてあげることで、明瞭にハッキリ聞こえるようになるので脳に伝わる音も歪みが小さくなります。
そのため、言葉を言葉として認識しやすくなり聞き取りがよくなります。

Prestinでは骨伝導ヘッドフォンではできなかった高音質を実現したことで、感音性の難聴の方でも聞き取りやすいものになっています。

Prestinの有効なシーンについて

骨伝導の最大の利点は2つ

  1. 気導(耳)をふさがない
  2. 気導(耳)がふさがっている状態でも音を聞くことができる

例えば気道を塞がないというところでは
歩行中や自転車に乗っているとき、車が来ていても音楽を聴いているために気がつかなかったという事故があるかと思います。
こういったシーンは骨伝導で音楽は聞こえますが、通常のイヤホンと違って耳を塞いでないので外の音も聞くことができます。

事故なんかは減らすことができそうですね。
気道が塞がっている状態の場合では伝音性難聴の方の聞き取り改善はもちろんのこと、工場などのうるさい環境で耳栓をしながらこのPrestinをつかって指示を聞くという騒音対策も可能です。
これができれば騒音性難聴になるひとはグッと少なくなりストレスも減ります。

素晴らしいぜPrestin!!
興味がある方は是非一度ご覧くださいね。

ディー・シー・シー株式会社は脳で聴くヒアリング・デバイス、プレスティン(R)を開発・製造しています。
ディー・シー・シー株式会社 DCC 脳で聴くヒアリング・デバイス、プレスティン(R) prestin ti チタニウム ヘッドホン

コメント

  1. 匿名 より:

    はじめまして。充実した内容に感心しました。Petralexについて調べていく過程でここにたどりつきました。私はメニエル病(当初の診断名は突発性難聴)による両耳難聴です。低音障害型、分類上は中度難聴ですが、片耳は変動性があり、さらに強い聴覚過敏があります。けれども、聴覚過敏を補聴器技能者に訴えても「精神的なものですから、補聴器に慣れたら大丈夫です」と言われて、耳穴型補聴器を購入しました。4年以上使っていますが、こもった音、自声や歯が当たる音が響くことに今でも慣れません。60歳代半ばですが、心理士として障がいのある子どもさんたちを支援していますので、基礎知識はありました。それでもこうした症状についての文献は少なく、医師や技能者に訴えてもなかなか本気で聞き入れてもらえません。やちよさんは当事者とは少し違う視点で、非常に有用な情報を提供されています。是非、今後もよろしくお願い致します。

  2. Yachiyo より:

    匿名様
    初めてブログにコメントいただきました。
    ご覧いただきありがとうございます。

    まだまだ勉強することだらけで大変恐縮です。
    聞こえで困っている方や、健聴者の難聴に対する理解がもっと深まるように充実させていきたいと思います。

    まだまだ聞こうとしてないだけとか気合いが足りないみたいなことを言う方も多いのでそういう方の理解を少しでも深めていきたいですね。

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