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突発性難聴になってしまったら 聴力を戻すためにすること

難聴
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音は耳の中の有毛細胞が動くことで電気信号が発生して、それを脳が音として処理します。

突発性難聴になったとき、この有毛細胞はダメージを受けて動かなくってしまっていると考えられています。

なんの処置もせず、放置してしまうと有毛細胞は固まったまま動かなくなってしまうのでそのまま難聴になってしまうというわけです。

そのまま放置せずに病院に行くことが大切です。

48時間以内に治療をすれば、かなり高い確率で元通りの聴力に戻すことができます。

ですが、48時間を超えてしまうとある程度の聴力は回復しますが、元通りとはいかなかったり、最悪回復しないこともあります。

しかも、耳の場合は耳鼻咽喉科と

を診ている場合が多く、残念ながら最寄りの耳鼻科の先生が耳の専門ではない可能性があります。

その場合、治療が遅れてしまったり、様子をみましょうと言われてしまう可能性も無きにしも非ずです。

ご自宅の近くの耳鼻科の先生が何の専門の医師なのかも確認しておくと、いざ突発性難聴になってしまったときにどこの病院にいけばいいかがわかるので安心ですよ。

難聴についてあなたもすぐに理解できる 難聴とは音が聞こえづらくなる症状という記事で解説しているので参考にしてください。

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なぜ突発性難聴が増えているのか

 

突発性難聴やヘッドフォン難聴の主な原因は耳の酷使です。

最近はスマートフォンや携帯音楽プレーヤーのおかげでいつでもどこでも音楽が聴ける世の中になっています。

通勤や通学で音楽を聴くことは否定しません。

私も当然聴いていますし、電車の中はうるさいですからね。

イヤホンを使えば耳栓の効果もあるので電車の走行音を低減することもできます。

しかし、電車の中の音は80dBから大きいときには90dBぐらいの音量になります。

イヤホンをしても10dBぐらいしか音量は小さくすることができないので、必然的に電車のなかで音楽を聴こうとすると70dBから80dBぐらいで音楽を聴いていると思います。

音楽を聴いているときに社内アナウンスとかが聴こえない人はこれよりも大きな音で聴いていると思います。

85dBを越えてくると耳はダメージを受けます。

長時間聴いていると難聴になるリスクが高まります。

このように日常生活でより大きな音を耳元で聞く機会が増えたため、ヘッドフォン難聴が増えています。

また、日常のストレスも大きな問題です。

昨今、働き方改革が騒がれるようになっています。

こちらは過労死などにより、長時間労働が問題視されて始まったことだと思います。

仕事上のストレス、人間関係のストレスなどにより突発性難聴を引き起こすことがあります。

音楽を聴くときの対策

ヘッドフォン難聴を防ぐということを考えた場合、やはり音量を小さくすることや聞く時間を短くする以外はなかなか難しいです。

通勤や通学の時間を短くすることは難しいので音楽を聴く時間を短くするというのはなかなか難しいかもしれません。

今音楽を聴いて過ごしている通勤、通学の時間を耳栓をして読書をする…ということができればベストです。

 

私ぐらいの年齢のサラリーマンなどはそういったこともできると思いますが、学生さんにはやはり難しいですよね。

そうなってくるとやはり音楽の音量を下げてもらうしかありません。

 

最近耳が悪くなってきたというお子さんからイヤホンを取り上げてしまうという親御さんに会ったことも有ります。

ですがこれはなかなか横暴ですよね。

しかも今やイヤホンなんてものはコンビニで1000円もだせば買えてしまいます。

学生さんのお小遣いでも簡単に買えてしまうので取り上げたところでほとんど意味がありません。

 

また、安いイヤホンは音がよくありません。

音の量感を出すために低音が強調されているイヤホンが多く音がひずんでしまいます。

最近の音楽は低音がきいたものが多いので、そういう音が好きな方も多いです。

しかし、ひずんでしまった音は聞き取りが良くなく、周りの雑音に紛れてしまいます。

そうすると必然的に音量は上がってしまいます。

そうならないためにも、音楽を聴くイヤホンはある程度の金額を出して買っていただきたいと思います。

 

特にフラットな特性のイヤホンを選んでいただくのがいいと思います。

そのあたりは難しいので、家電量販店のイヤホンコーナーなどがあればそこの店員さんに聞いていただくのがいいと思います。

金額も1万円ほど出していただければある程度いいものが買えると思います。

 

そして、音量をいつもより1下げて聞いてみてください。

いつもより1下げた状態で聞いていると1週間もすればそれが普通になります。
音が小さいと気にならなくなります。

そうやって少しずつ、聞いている音楽の音量を下げてみて下さい。

これは聞く方本人の意識の問題なので学生さんなどには難しいかもしれませんが。

 

私も学生の頃はコテコテのヘビーメタラーでイヤホンから音漏れさせて音楽を聴いていました。

上記の方法で今では音量0の状態から2回音量を大きくするボタンを押すところで聞いています。

耳を休ませてあげる

 

 

  1. ヘッドフォンをして音楽をかけたまま寝てしまった
  2. 長時間音楽を聴きっぱなし

こういう経験はあなたもあるんじゃないでしょうか。

もちろん私もあります。

耳は寝ているときも頑張って活動しています。

寝ているとき、突然爆発があったりしても耳が休んでいて起きれなかったから大惨事に…なんてことでは困ってしまいますからね。

ただ、耳にも休憩が必要なのです。

夜、部屋で音楽を長時間聴いていたりすると耳も疲れてしまいます。

耳を休ませるにはどうすればいいのでしょうか。

耳は85dBなどの大きい音ではダメージを受けてしまいます。

ですが40dBから50dBの安騒音といわれる環境であれば耳を休ませてあげることができます。

特に音楽などは鳴らさない静かな部屋がおよそ40dBから50dBぐらいの環境です。

今は携帯のアプリでも騒音計が無料でダウンロードできるので一度確認してみてもいいと思います。

音楽を聴いていた時間しっかりと耳を休ませてあげればそんなに問題はありません。

最近は野外フェスなどの大型野外ライブなどに行く方も多いですね。

アーティストもCDが売れない時代ですので、ライブに大きな比重を置いている人たちが大勢います。

前のほうでスピーカーの大音量を浴びながらライブを見る方も多いでしょう。

ライブが終わった後に耳がキーンと耳鳴りがする人も多いのではないでしょうか。

これは耳の中の有毛細胞という毛がダメージを受けている証拠です。

有毛細胞が動くことで、音の電気信号を脳に送るのですが、大きい音を聞くとこの毛が倒れてしまい起き上がってきません。

すると残っている毛で、倒れている毛の分を補おうと感度をあげるので耳鳴りがします。

この毛は休ませてあげることで徐々に起き上がって回復します。

しかし、長時間大きい音に充てられているとダメージを受けて起き上がってこれません。

この毛が起き上がれないと、いつまでも周りの毛が感度を上げるので耳鳴りが続いたりします。

ライブの後はテンションも上がりますが、しっかりと静かな部屋でゆっくり睡眠をとる。

しっかりと休息をとることが重要となります。

耳のことを考えるならライブに行ってスピーカーの前に陣取るのはお勧めしません。

私もよくLOUD PARKでモッシュピットを駆け回り人の上を転がったあとはなっていました。

あの頃は若かったですね。

耳のことを考えるとライブには耳栓を持って行って、耳栓をしながらライブを楽しむことをオススメします。

バスドラムなどの低音は体で振動を感じることができるので、耳栓をしても十分に音楽を楽しむことができますよ!

突発性難聴になってしまったら

もし、急に耳が聞こえなくなったり聞こえづらくなってしまったら

そう、突発性難聴になってしまったらどうすればいいのでしょうか。

 

これは当たり前ですがすぐに耳鼻科を受診してください。

絶対に放っておいてはいけません。

 

突発性難聴は100%ではないかもしれませんが、早く処置をすれば聴力は回復させることができます。

 

猶予はおよそ48時間です。

この時間を過ぎるとかなり回復することが難しくなってきます。

 

耳鼻科、耳鼻咽喉科についても注意が必要です。

文字通りですが耳鼻咽喉科とは耳、鼻、のどと専門が分かれています。

鼻の先生とのどの先生は耳のプロフェッショナルではありません。

もちろんそれなりに患者さまを診ることは可能です。

 

しかし、正しい処置ができるかというと少し疑問です。

ご自身の近所の耳鼻科の先生がなんの専門の先生なのか、これは一度調べておいたほうがいいと思います。

耳の先生でないとすると、周りの大きい病院で耳の専門家がいる病院をリサーチしておいたほうがいいでしょう。

病院の選び方は正しい耳鼻科の選び方 耳の専門家はたったの3割しかいないという記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

好きな音楽を聴けなくなるのは寂しい

ヘッドフォン難聴になる方などはよく音楽を聴く方だと思います。

つまり音楽が好きな方ですよね。

最近はアーティストの難聴も増えていますが、そういう音楽好きな方が難聴で音楽が聴けなくなるのは本当に悲しいし寂しいです。

音がある生活は当たり前すぎて、音がない生活は想像がつかないかもしれません。

 

音のない生活を体験してみるというのもなかなか難しいですがテレビで簡単に体験できます。

ずっと消音で番組をひとつ見てみてください。

最近は字幕機能もありますが、もちろん字幕なしです。

もし、それでテレビが楽しい!番組の内容が事細かに理解できる!という人は難聴になってもテレビで楽しく余暇を過ごせるでしょう。

ですがほとんどそういう人はいないんじゃないでしょうか。

 

誰か家に訪問してきても呼び鈴は聞こえません。

炊飯器のごはんが炊けた音や電子レンジの音、冷蔵庫が開けっ放しだったときの音は聞こえません。

そういう些細な音がすべてなくなるのです。

聞こえないだけでそんなに不便になるか?と思う方は多くいらっしゃいますが、相当に生活しづらくなるでしょう。

好きな音楽をずっと聴いていくためにも、日常生活を不自由なく過ごすためにも
少しだけでいいので聞こえについての理解を深めてもらえたらうれしいです。

 

もちろん、メタラーだった私も他の方より難聴になるリスクは高いと思っているので気を付けています!

少しでも気づきになってもらえたらうれしいです。

Safe Listeningを心がけてみましょう!!

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